池袋乗用車暴走事故の遺族、松永拓也さん(37)は10月末にあった「殺害予告」のせいで、ほとんど外出できない生活を強いられている。

 事故を起こした男性らを相手取った民事裁判の判決も確定し、事故を巡る裁判は全て終わったのに、いまだに争いの渦中にいる。(中略)

◆「妻と娘が大金に」と暴言も

 インターネット上の誹謗中傷は覚悟していた。実際、「妻と娘が大金になってきてよかったですね!」という投稿も届いた。

 しかし、「殺害予告」は、想像すらしていなかった。

 事故で亡くなった妻真菜さん=当時(31)、長女莉子(りこ)ちゃん=当時(3)=の墓には、多いときには週に1回通っていたが、今は行けていない。

 (後略)

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池袋暴走事故で奥さんと長女が亡くなった松永さん。

裁判では被告の高齢男は車が悪いと、事故を車の所為にして自分の非を認めませんでした。

またこの男は元官僚であり、警察から特別扱いをされたのではと「上級国民」と揶揄されましたが、

民事裁判後には被害者家族の松永氏が誹謗中傷のみならず殺害予告までされ、外出もままならない状態になっています。

 

これらの事態は報道の仕方にも問題があります。

懲役刑は当然だと思いますが、賠償金が莫大な事で驚いた人も多かったと思います。

というのも加害者は支払い能力はありますが、そうでない場合どうなるのだろうと。

しかしSNSの情報で全て保険会社が支払うとの事実を知りました。

この事実を知らない人は高齢男に高額請求するとは可哀そうだと。

この考えもおかしな事で加害者が高齢であろうと失われた命は戻ってきませんし、

被害者や被害者家族にとっては加害者の年齢など関係ありません。

それよりも「妻や娘を戻してくれ!」との思いが強いでしょう。

その家族の思いも想像できず、ただただ賠償金の多さに誹謗中傷の言葉をネットに書く人もいるようです。

自分が当事者なら、との想像も働かない愚かな人と言わざるを得ません。

マスコミはもっと想像力を働かせて、このような事態にならない様に報道の仕方を考えるべきです。

因みに殺害予告の場合の刑罰は「2年以下の懲役」か「30万円以下の罰金」ですが、もっと重い刑罰でもよさそうです。

初犯の脅迫罪で量刑はどうなる? 脅迫罪で逮捕されたときの対処法も! (vbest.jp)

また松永氏の場合、外出もままならない様ですから損害賠償請求もしてもらいたいですが、

これを報道すればまた脅迫の被害になりそうですからマスコミはその点は慎重に報道すべきでしょう。

 

近年若者によるバイトテロや飲食店への迷惑行為が続出していましたが、

これらの迷惑行為が莫大な賠償金請求になり、家族や自分自身の将来に傷つく事も報道してもらいたいです。

スシロー迷惑行為動画事件での賠償請求額の多さに驚いた若者がいたでしょうが、

バイトテロ事件での加害者への影響を報道していればスシロー事件も防げたかもわかりません。

 

幼少期からのしつけや道徳教育が必要なのは勿論ですが、迷惑行為による払わされる対価を報じてもらいたいです。

教育が破綻しているのか、ネットで何でも簡単に拡散できる世の中なのか・・・。

マスコミは啓蒙の意味でも国民の利益になる報道姿勢を貫いてもらいたいです。

誹謗中傷や過度のゴシップ報道でどれだけの人が傷つき、自殺や殺害事件に発展したか、

もっと謙虚に受け止め、反省すべきは反省して今後の報道の在り方を考えてもらいたいです。

また法改正が必要であれば、政治家はこんな事こそ議論を深めてもらいたいです。

 

※追記:タグに「殺害」を入れたらgooブログは受け付られません。従ってアップも出来ません。

ところがタイトルに「殺害」の文言があってもアップできます。

しかし。。。。しかしアピールチャンスでアップしようとしたら「殺害」は撥ねられます。

因みに「在日」も同様です。

新聞記事にもこれらの文言があるのに、何か釈然しません。