G20サミット閉幕 首脳宣言採択もウクライナ侵攻については後退(日テレNEWS) - goo ニュース
インドで開かれたG20サミット=主要20か国・地域首脳会議が10日、閉幕しました。難航が予想された首脳宣言は採択されましたが、ウクライナ侵攻については後退する内容となりました。
インド・モディ首相
「『一つの地球 一つの家族 一つの未来』の道筋がすばらしいものになりますように」
G20サミットは10日、インドのモディ首相のあいさつで閉幕しました。首脳宣言が開幕初日に採択されるという異例の展開となりましたが、焦点となったのはウクライナ侵攻を巡る対立をとりまとめることができるかでした。首脳宣言には「全ての国は、領土獲得のための武力による威嚇や行使を慎まなければならない」と明記されました。一方で、侵攻について「ほとんどの国が強く非難した」とした前回に比べ、「非難」という表現が消え、対立が続く欧米とロシアのどちらにも配慮した形となりました。
AP通信によりますとロシアのラブロフ外相は「西側諸国は議題をウクライナ問題に偏らせようと試みたが失敗した」などと今回の会議を評価しています。
一方、ウクライナ外務省の報道官は首脳宣言について「G20が誇れるものは何もない」と批判し「ウクライナの戦争」ではなく、「ロシアによる侵略戦争」などと赤字で書き換えた文面をSNSに投稿しました。
G20サミットは10日に閉幕しました。
世界中の誰もがウクライナ戦争を早く終わらせて欲しいと願っています。
しかし核使用をチラつかせるロシアには成す術もないと感じます。
国際社会に警察はないのか。
侵略国家を窘め、そして取り締まる法律がないのか。。。。
もう諦めというか、嘆きと脱力感に苛まれます。
かつてはアメリカが世界の警察を標榜していましたが、
その力は弱まり、そしてアメリカは世界の為に自国の若者が犠牲になる事の不合理さに納得いかず、
と同時に中国の経済力と軍事力の発展と民主的思想の欠如。
そこにロシアのウクライナ侵攻です。
国連も頼りにならず、そしてG20サミットもロシアの謀略に批判こそすれ決定的な採択も出来ず、
この先どうなるのか、ウクライナ人とその領土はどうなるのか、そんな事を考えます。
異例だったと言われているG20サミット初日の首脳宣言採択の宣言は
「われわれは全ての国に対し、領土保全と主権、国際人道法、平和と安定を守る多国間システムを含む国際法の原則を守るよう求める」
「われわれはウクライナにおける包括的で公正かつ永続的な平和を支える、全ての関連する建設的なイニシアチブを歓迎する」
「核兵器の使用や使用の威嚇は許されない」と記しました。
「核兵器の使用や使用の威嚇は許されない」
と言ったところで、それがロシアの暴発を食い止めるとも思われず、
サミット閉幕の首脳宣言でも前回の「ロシアを強く非難する」との言葉もなく腰砕け感があります。
これは欧米とロシアに配慮したそうですが、なぜ侵略戦争を仕掛けたロシアに配慮しなければならないのかと思います。
ただ日本としては「全ての国は、領土獲得のための武力による威嚇や行使を慎まなければならない」
この言葉を中国に言いたいです。「習近平よ! 聞いてるか?!」と。
今回のG20サミットはウクライナ侵攻について、非難が後退したのは残念です。
メンバーのなかには、ロシアに依存している国もあるようですので、やむを得ないところでしょうね。
しかし、議長国のインドのモディ首相は、それなりに、よくやってくださったと思いますよ。
G20には期待はしていませんでしたが、それでも何とか終戦、もしくは休戦に近付けばと思っていましたが残念ですね。