厚生労働省によりますと、6日時点の全国の新型コロナウイルスの重症者は前日から9人増え1143人となりました。

重症者の数は今月3日、およそ4か月ぶりに1000人を超えましたが、以来4日連続で1000人を超え、増え続けています。

じわじわ増えていますね。

新型コロナウイルス 日本国内の感染者数・死者数・重症者数データ|NHK特設サイト

死者数も今年に入ってからでも約900人。

これを少ないと見るか多いと見るか。

海外に比べたら少ないと言えるでしょう。

日本はさざ波程度だとも言えるのでしょう。

そして大した事はないと。

 

そうは言っても、簡単に大したことはないとは言えません。

専門家からしたら、そう言えるでしょうが、何かモヤモヤしてしまいます。

死ななくてもよかったのに、助かったかもわからないのに、

身近に亡くなった人がいれば、無念であり、さざ波程度とは言えないでしょう。

また亡くならないにしても重症化して苦しんでいる人がいる現実もあります。

更には別の病気や事故で救急搬送が困難になっている地域も出てきています。

やはりここは統計学の専門家や元技官の意見よりも日々患者に接している医師の意見を聞き、

現実を知っておきたいです。

 

もう少し、個々人が今までの生活を振り返って欲しいです。

感染防止対策を怠らなかったか振り返って欲しいのです。

 

学校や保育園、幼稚園での集団感染が問題になっています。

特に小さいお子さんが感染したら、家族はお手上げです。

親御さんが子供からの感染を避けるのはほぼ無理です。

しかし、親御さんがワクチン接種をしていればそれ程重症化しない様です。

ですから小さなお子さんがいる家族は出来る限りワクチンを打って欲しいです。

 

自分の家族に高齢者はいないし、基礎疾患の者はいない、小学校以下の子供のいない。

そんな人も多いでしょう。

だからと言って感染防止対策を疎かにしてもらいたくありません。

家族にいなくても、同僚へ、友達へと思わぬ経路を辿ってリスクの高い家族を持つ人に感染する場合があるでしょう。

無責任な人、他人事と思っていた人が回りまわって、保育園のクラスターを招いている場合も。

園児の母親で妊娠中の人も多いと想像します。

妊婦はリスクが高いし、服用が出来る薬が限られています。

特に治療薬として認められている薬は妊婦には禁忌です。

 

こう考えると、ワクチンは出来る限り接種して欲しいですし、もう少し感染防止対策を徹底してもらいたいです。

特にワクチン効果が薄れてきている人もいますし、

最近ではステルスオミクロンという感染力が更に強い株が出現していると言われています。

こうなったら原点に戻り、地道にマスク、手洗い、三密回避、換気を徹底する事です。

また飛沫感染だという事をよく考え、飲食時は特に気を付けてもらいたいです。

それは居酒屋、レストラン等だけでなく、社内食堂、喫煙室の警戒も重要ですし、

若者に多い食べ歩きも要注意です。

1年以上前には嗽のしぶきが飛び散る社内の洗面所での感染も疑われたことがありました。

とにかく飛沫が飛び散る場合には警戒してもらいたいです。

 

繰り返しになりますが「飛沫に注意」です。

マスク無しで喋るな!です。