
【ぼくらの国会・第915回】ニュースの尻尾「トランプ大統領発言で『安保改定』」
「ニュースの尻尾」874回目は、トランプ大統領が第一期政権から引き続き、あらためて日米安保条約の片務性に不満を表明したことを契機に、日本がとるべきことについてお話ししております。
第五条 各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従つて共通の危険に対処するように行動することを宣言する。
前記の武力攻撃及びその結果として執つたすべての措置は、国際連合憲章第五十一条の規定に従つて直ちに国際連合安全保障理事会に報告しなければならない。その措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全を回復し及び維持するために必要な措置を執つたときは、終止しなければならない。
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日本はアメリカの政権が替わる度に尖閣諸島は5条が適用されるかどうかと米政府に確認しています。
そして適用されると聞いて胸を撫で下ろす日本政府です。
因みに6条は次の通りです。⇩
第六条 日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、アメリカ合衆国は、その陸軍、空軍及び海軍が日本国において施設及び区域を使用することを許される。
前記の施設及び区域の使用並びに日本国における合衆国軍隊の地位は、1952年2月28日に東京で署名された日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第三条に基く行政協定(改正を含む。)に代わる別個の協定及び合意される他の取極により規律される。
ずっと以前の話ですが。。。。
それなりの立場の政治家がアメリカに基地を貸した方が安上がりだと言っていた事を思い出します。
それで独立国と言えるのかと疑問に思ったり、へえ、そうなんだ、と思ったり。
特に日本を守る為にアメリカの若い兵士が血を流すのかと言われれば、何も言えません。
自国を守る為ならまだしも、極東の島国を守る為になぜ我が子が血を流すのだとアメリカ兵士の親たちが思うのは当然です。
しかし、占領期に憲法を押し付けたのはアメリカなのは間違いありません。
二度と日本がアメリカに刃向かわないような憲法を押し付けたのもアメリカだし、
日本はアメリカに従うようにGHQ政策が徹底していたのも事実ですし、
真面目な日本人ですから素直に聞き入れたとも言えます。
とはいえ、変えたければ変えればよかったのに、変えなかった日本が悪い、と言われればそれまでです。
でもウクライナ戦争でよく分かりました。
他国に頼っていては何が起こるか分からない。
アメリカだって民主主義国だと思っていたのに、トランプさんの様な大統領だと
どんな不利な事を言われるかわかりませんから。
自分の国は自分で守れと。
あのゼレンスキー大統領との口論でよく分かりました。
もはやアメリカは正義の味方ではなかったのです。
とうの昔に世界の警察を止めたアメリカです。
というかアメリカがなぜ全世界の面倒を見ないといけないのか、
全世界の争い事を治める義務があるのかです。
真の独立国なら、自分の国は自分で守らねばなりません。
勿論、同盟国を作り、お互い協力する体制を作っておかねばなりません。
それが対等な立場の同盟国です。
資金援助だけして血を流さなければ非難されます。
それは当然です。
武器を出し、資金を出し、戦争に貢献したとしても兵士の命は犠牲にならない、では相手国は納得しますか。
金銭的な事はのちのち何とかなりますが、人の命は失われればそれまでです。
そうならない為にロシアの様な侵略国を出さない事です。
このままプーチンが無傷でいたなら、プーチンやロシアが許されるなら?
同様の侵略国が現れます。
そして日本を標的にする国が現実に存在します。
ウクライナ戦争でよく分かりました。
ウクライナは核放棄し、資源が豊富だから狙われたのです。
そして一緒に戦う同盟国が必要だからNATOへの加入を望み、
国を守る為に資源権益をアメリカに供与する選択をせざるを得ない状態になっているのです。
日本はウクライナ戦争から学ぶべきです。
日本はプーチンの様な独裁者やトランプ大統領の様な損得勘定の人物と対峙しなければならない事態も想定すべきです。
その為には現行法では対処できません。
日米安保の片務性の解消と憲法改正も必要だと捉えなければならない時代になったと私たちは認識すべきです。
※トップ画像は本文とは関係ありませんが、こんな時安倍さんならどうされただろう、
安倍さんならトランプさんに何らかのアドバイスをされたのではと思ったりします。