
※メルマガ「週刊正論」令和4年9月24日号が届いていたので紹介します。
9月号増刊「不屈の政治家 安倍晋三」でも安倍元首相の足跡を振り返ることができます。
今回は安倍元首相が月刊「正論」令和3年9月号の岩田清文元陸上幕僚長、兼原信克元内閣官房副長官補との鼎談で、尖閣有事、台湾有事について語った内容の一部を紹介します。
インド・太平洋、極東地域の平和と安定を守っていくうえで重要なことは、隙のない、助け合える日米同盟の存在です。中国は三十年間で軍事費を四十二倍に増やし、海軍力、航空兵力を増大しています。日米でバランスを取っていかない限り、彼らがやってみようかという気になる。
安保法制は同盟国がお互い助け合うことができる、集団的自衛権を行使する、国際的には当たり前のことをできるようにしたわけです。
法整備をした二〇一五年当時には危機感がありました。オバマ米大統領は「米国は世界の警察官ではない」という発言をしました。世界が「米国一強」から変わる中で、同盟国が同盟国としての役割を果たせなければ、同盟は長続きしない。助け合うことができるというのが信頼関係です。信頼関係のない同盟はただの紙切れになってしまう。
生きた同盟にするためには集団的自衛権の行使が絶対的に必要だと我々は考え、平和安全法制を作りました。あの時は反対されましたが、いまでは多くの方から評価されています。
四月の日米首脳会談や六月の先進七カ国(G7)首脳会議においても、「台湾海峡の平和と安定」は重要であるとの文言が声明に盛り込まれました。
それを裏書きできるものが、いまの日本には法的にあるということですね。台湾で有事があれば、我々は法律に則って米軍とともに行動できます。
尖閣については、自分の国の島を守るために命をかけない国のために命をかけてくれるよその国は世界中探してもありません。
米国は、オバマ元大統領、トランプ前大統領、そしてバイデン大統領も(日米安保条約)五条適用を明言してくれています。
ただ、それで安心するものではありません。まず私たちが守り切る。その上で(紛争が)本格化しないために米軍が来援する。米軍がこの構えをしっかりと示す事も重要です。(中略)
打撃力について言えば、本格的な報復は米国がするとして、まず日本が何もやらないのであればアメリカは報復しないかもしれない。そうなると相手は攻めてくるかもしれない危険性がある。アメリカが報復に躊躇した瞬間に日米同盟は終わるだろうと思うかもしれない。そこですよね。
打撃力を持たないと言えば、もし北朝鮮が日本のどこかの地域にミサイルを落として数名の死傷者が出たという状況で、日本の首相がアメリカ大統領に「報復してくれ」「第二撃、第三撃を防いでくれ」と言って、三沢基地からF35が飛び立つ時になって、「自衛隊も一緒に行こうよ」「いえ、できません」「え?君たちにはF35がこんなにいっぱいあるんだ
ろう、どうしたの?」「すいません」となれば、アメリカ人はびっくりすると思いますよ。君たちのためにアメリカの若者だけが爆弾を落としにいくのか、と。この瞬間に日米同盟は危機を迎えてしまう。
だから打撃力は持たないといけない。とりあえず、我々は敵の射程圏外から発射できる射程が長い「スタンド・オフ・ミサイル」を獲得することができましたが、将来これをどう使っていくかも含めてちゃんと議論する必要がありますね。
今朝の日曜報道ではエマニュエル駐日米国大使が次のような発言をしていた。
→#日曜報道 pic.twitter.com/RRFOjoLZIM
— にゃいった@大阪 (@nyaitter) September 24, 2022
これが真っ当な考えであり、アメリカの考えだろう。
ところが平和安全法制、いわゆる安保法案に反対していた左翼野党政党。
そして自民党議員なのに反対していた村上誠一郎氏。
その村上誠一郎氏は安保法制成立に漕ぎつけた安倍元首相を「国賊」だと貶める発言。
誰がおかしいのか。
誰が真剣に国を守ろうとしているのか。
法案に反対した人たちは中国の恐ろしさを知らない。
独裁国家は民主国家と違う事を知らない。
主席の命令で国内外の人民を好きなように動かせる。
そして威嚇の為か、EEZ内にもミサイルを撃ち込む。
また中国の子分?の北朝鮮は後ろ盾があるからか、日本に目掛けてミサイルを打ってくる。
今日もEEZ外だが、今年何発目かのミサイルを打ってきた。
この現実に目を瞑る人たち。
沖縄ではすぐ近くのEEZ内に中国のミサイルが着弾したのに避難シェルター設置にも反対している。
「戦争を前提、断じて許せない」先島諸島の避難シェルターに抗議 市民団体 沖縄
— blue (@tablue31) September 25, 2022
https://t.co/8fRCixhydH @theokinawatimesより
シェルターを設置したら中国が機嫌を損ねるからやめて欲しいという事か。
シェルター設置は戦争準備だから反対するらしい。
備えあれば患いなしの諺を知らないのか。
まだまだ平和ボケの人が一般人にも政治家にもいる事が信じられなく、嘆かわしい。