今回はポルトガル南部のアレンテージョ地方のワイナリー「カーザ・サントス・リマ」生産のワイン《パッション・レゼルヴァ》です。このワイナリーのワインは以前《フォルティッシモ・ティント》で紹介しています。アレンティージョはリスボンに流れるテージョ川のかなたという意味。パッションは英語でも同じ情熱的、レゼルヴァは貯蔵されたという意味です。価格は税込1,210円なのでかなりリーズナブル。がぶ飲みOKのワインです。カタログでは、赤い果実やバニラを思わすリッチなアロマ、細かいタンニン、ソフトな飲み口とあります。度数は13%なので、以前飲んだ《フォルティッシモ・ティント》と比べても軽めです。コルク栓ではないのでレジャーでのバーベキューにはいいかもしれません。
さてここからはポルトガルの理解を深めるための妄想の世界。今回はポルトガル語と隣国のスペイン語との違いを妄想してみました。とはいっても両方の言葉に触れるのは今回がはじめてなので、両言語の初歩の会話本からスタートです。まずは幼児レベル。アルファベット、数、曜日、月の名、季節、簡単な挨拶などを比較して違いを探りました。アルファベットは文字はほぼ同じですが発音は微妙に違います。数は殆ど変わりません。曜日は土曜日と日曜日は同じですが他は全く違います。月の読み方は1月は異なりますが、他の月はなんとか通じます。季節はほぼ同じです。「おはよう」とか「こんにちは」などの挨拶は全く違います。これらから推測ですが、どうも交易に必要な言葉、教会に関係する言葉は共通しており、挨拶などの日常生活で使う言葉は違っているようです。残念ながらそれがどうしたと言いたくなりますね。まだまだです。
さてポルトガルワインを飲んでその国の文化を理解しようとはじめたこの企画ですが、目的を達するには先は遠く、開けたボトルの本数がまだ足らないようです。次はどのワインにしましょうか・・。