人生悠遊

写真付きで旅の記録、古都鎌倉の案内などを、周りの人の迷惑にならないように紹介していきます。

鎌倉を知る ーー鎌倉の宝物 段葛の桜並木ーー

2021-03-27 15:00:19 | 日記

平成28年3月30日に三代目の鶴岡八幡宮段葛が竣工しました。通り初めに歌舞伎役者の中村吉右衛門さんが来るとのことで見学に行ったのを覚えています。そばや繁茂の前で吉右衛門さんが私の方を見てほほ笑んだ顔が印象的でした。早いものであれから5年が経ちました。桜が咲いたか気になり今朝出かけたところです。写真は二ノ鳥居から段葛を写したもの。世相を反映して入口を守る狛犬がマスクをしています。多分数年経ったのちにこのブログを見れば、何時だったかすぐ思い出すでしょう。

この段葛は源頼朝が妻政子の安産祈願のために造ったもの。来年の大河ドラマは「鎌倉殿と13人」。北条義時をフォーカスした物語。たぶんその義時もこの段葛の建設を手伝っているはずです。また今のような桜並木になったのは大正時代のころ。5年前に植えられた桜の木も大きくなりました。鶴岡八幡宮の参道であるこの段葛は500mほどありますので、あと5年もすれば桜の名所となるのは間違いないでしょう。満開の桜花のアーチの下を歩く気分は如何ばかりか・・・長生きしなくてはいけません。楽しみです。

段葛を通り抜ければ鶴岡八幡宮の三ノ鳥居。鳥居の右側にある源氏池畔のぼたん苑の中に植えられた桜も見ごたえがあります。私見ではありますが、桜見物するなら鎌倉市内で一押しの場所ではないかと思っています。そして平家池側にある鎌倉文華館鶴岡ミュージアム。ル・コルビュジエの弟子である坂倉準三が設計した建物で国の重要文化財。鶴岡八幡宮はここ10年位の間に精力的に文化財保護に努め、一度は断念した世界遺産登録の実現も夢ではないと思います。同じお金を使うのなら、インフラ整備はこうでないといけません。後世に大切な遺産を残すこと。これが今生きている者の勤めではないでしょうか。

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