北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

サックスに送られて

2014-10-05 22:04:41 | 日記
昨日はオランダ船が入港したが、今度は飛鳥Ⅱが今年最後の入港とか。

生憎の曇り空、そして時々雨が降る中 沢山の観光客が港へ降り立った。



丹頂鶴自然公園や釧路湿原展望台など行き先別のツアーバスを選ぶ人や徒歩で港周辺を歩く人など様々だが、
先日のデカイ外国人とは違い大多数が日本人観光客なので観光施設の店員も穏やかな雰囲気で対応している


17時に港を離れるとのことなので、一度出港風景を見たくて夕方に出直すことにした。

夕刻、家内ルンバと共に岸壁へ行ってみると、既に乗客は乗り込んで離岸の準備中。タグボートもスタンバイしていた。

岸壁に音楽が寂しく響いていたが、CDだと思っていたら何とサックス奏者の生演奏
伴奏は録音のものを使っているようだが、そんなことより一人壇上で演奏しているサックスの音色に心が揺さぶられた。



名人とはこの人のことをいうのだろう。

サックスって こんなに素晴らしい音の出る楽器だったのかと再認識した。
演歌からポップスまで、魂に溶け込む音色にルンバもウットリして聞き入っている。
紹介によるとソウル五輪でも演奏した成田護と言う方らしいが、こんな天才が釧路にいたことを知らなかった。



サックスを置けば普通のオッチャンかも知れないが、いや~~ホント素晴らしい。



この方の奏でる音楽に送られて少しずつ離れていく船体を、多くの釧路市民が寒い中手を大きく振って 別れを惜しむ姿は、



夕日の色も演出に加わって まるで映画のワンシーンのように美しかった。