美原運動公園にある一周3.2キロのコースを歩こうと決めて重い腰を上げた。
「一緒に美原を歩いてくる❔」とルンバを誘う。
大体40分のコースだと説明したが、「私は適当にウロウロ歩く」と云うので放っておいて下車し歩き出した。
雷雲が迫っているとか天気予報が伝えていたけれど、どうやら大丈夫な様子。
振り返ると後ろを歩いていたルンバが消えていた。どうやら高圧鉄塔の方へ曲がったらしい。
団地との境界にある道に入って進む。ここはトイレの無い区間。
ここでモヨオスとヤバイのだが、気配はないので大丈夫と自分に言い聞かせる。
「犬の糞は飼い主が始末しましょう」と看板がある。
人間の糞は大丈夫なのかと少しだけ考える。
花を見つけてはシャッターを押しコーナーを曲がって少し歩いた所で菖蒲が満開になっている場所を見つけた。
厚岸町にある「あやめケ原」で行われるあやめ祭は新コロナで今年は中止。それに近くで熊が出て亡くなった人がいるので、今年は見られないと思っていた菖蒲に出会えて少し興奮。
ルートを一周して無事にルンバと再会。
「アヤメが咲いていたけれど、見た❔」と訊いたら「見ていない」とのことなので優しさを発揮してアヤメの場所まで車を走らせルンバを下ろした。
夢中になってスマホで撮影しているルンバの近くに車を停めて待つ。
やっと納得する写真が撮れたのかスマホを手に下を向いて確認しながら車道に下りて道を横断し始めたので、危ないし私が停めている所へ向かっていないので小さく「ブッ」とクラクション。
夢中になると周りのことが気にならないヤバイ性格がここでも現れたのだ。
やっと停めている車に気が付きドアを開けて乗り込んだ所で「ゴン」と云う嫌な音。
ドアをガードレールにぶつけたのだ。
まだ無事故・無違反、新車のドアをゴンだ。
一応ゴメンとは云って謝るものの、停めている場所が悪いと私のせいにする。
もっと後ろのガードレールか切れている所に停めないからだと私に責任転嫁。
その場所は横断歩道だろうと云う私に、初めて「そうなの❔」と云う顔をするゴールド免許所持者のルンバ。
怒り心頭。
もしかしたら傷が付いたかも知れないと思うショックも重なり一瞬で奈落の底。
もう二度と誘わない。
もう二度と連れて行かない。
もう二度と優しくしない。
もう二度と挿れてやらない。
ん・・・・・❔
漢字変換が違うみたいだ。
もう二度と淹れてやらない・・・・・だ。