フランスパンなるものを初めて知ったのはタイトルを忘れたが洋画だ。
女優がパン屋で長くて硬そうなパンを買い、袋に入れるでもなく素手で受け取って小脇に挟み街を歩いたシーンを思い出す。
その絵になる美しい姿に憧れを抱いた。
数年後、パン屋で同じような長いパンを見つけて購入したのを思い出した。
もちろん当時は長いパンを包装する袋などなく、私も小脇に挟んでモデル歩き(風)で自宅まで歩いた(笑)
数日前のテレビにフランスパンが登場。
「これが無ければ一日は始まらない。」とコメントしている多分フランスの方を観て急にフランスパンが食べたくなった。
早速車に乗り市内を探索しバゲットを2本手に入れた。
バゲットと云うのは杖と云う意味らしい。
先ず半分をカットして食べたが独特の風味があって美味しい。
しかし翌日カットしようとして気が付いた。硬くなっていたのだ。
包丁の刃が通りにくい。
そして翌々日にはさらに硬くなっていた。
表面が少し硬いのが特徴だけれど3日目のフランスパンはかなり凄い。
今日4日目のパンは、まるで石のようだ。
力を入れてカットしオーブントースターで焼いたがそれでも口が壊れそうに硬い。
「おふぁーふぁん、かふぁふぎてくひふぁかわれふぉう(お母さん、硬すぎて口が壊れそう)」と云ったらルンバが腹を抱えて大笑い。
まるでワンコが骨を噛み砕いているような音が私の頭蓋骨に響いた。