北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

清里から裏摩周へ

2018-09-23 20:10:46 | 旅行
前回の続き

硫黄山を出て、実はこれからが旅の本番なのだ。

裏摩周へ行ったことが無いと云うので、少し遠回りなのだが頑張ることにした。

都合で17時には釧路へ戻りたいとT子さんに言われていたので、15時には帰りのルートに乗らなければならない。

まだ余裕がありそうなので、「清里へ行ってみましょうか?」と提案。
「じゃがいも焼酎の醸造所がある」と云った途端、目を輝かせて「行きたい」と声を揃えた呑兵衛オンナ3人。

こうなると野上峠からの絶景なんか目に入らないようで、頭には「焼酎」の文字しか無いようだ。



清里町の焼酎工場には、試飲コーナーがあり3種類の焼酎を飲み比べ。
グイッ、グイッとグラスを空けていく姿に下戸の私は恐怖を覚えた。

気に入ったのか、どんどん購入してご機嫌の女性陣。この建物から見える美しい斜里岳なんかは目に入っていないようだ。




裏摩周へ通じる道に入り最初に寄ったのは「神の子池」。摩周湖からの湧水で出来たと云われる池の水は少し青味がかっているのだが、太陽が落ちかかっているので水面からの乱反射が強くて、感激はイマイチかも。







そして裏摩周展望台。ここも初めてだと云う割には感激も薄いようだが、もしかしたら試飲した焼酎が効いてきたのかも知れない。



これで私の案内は終了。後は17時までに戻るだけだ。

時計を見ながら必死に運転する私の周りで疲れたのか、酔ったのか無言。
そして高鼾の呑兵衛3人を乗せて私はアクセルを踏み続けた。

もし 放出してもバレない所

2018-09-22 22:44:54 | 旅行

摩周湖第一展望台からアイヌ語で神の湖カムイトゥーと呼ばれる摩周湖を堪能した後、さらに車を進めて第三展望台へ向かった。

この道路は冬期除雪されないので後2ケ月もすると閉鎖される。

第三展望台のPは路肩の余地で、「500円出せ」と云う奪衣婆はいない。

Pから眺める下界は素晴らしく、白い地肌を見せる硫黄山の向こうには日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖が少しだけ顔を覗かせている。



道路脇の石段を上がると摩周岳が間近に見えてくる。
同じ湖なのに第一展望台とは全く違う視界が広がっている。



路肩の枯れ木は冬の猛烈な厳しさを感じさせる。








日光のいろは坂に勝るとも劣らないワインディングロードをエンジンブレーキを駆使しながら下り、ついでに立ち寄ったのが硫黄山。



硫黄の強い匂いが立ち込める中、女性3人は噴気孔のある山の麓へ。

私は硫黄臭に紛れて気体を放出して一休み。
どんなに臭くてもここでは大丈夫。

絶対に気付かれないから スカスのは ここがお勧めだ。

そう思って歩いている人を眺めると、全員が怪しく見えてくるんだけれどね(笑)

奪衣婆(だつえば)の棲む湖

2018-09-21 20:11:54 | 旅行
アクセルを踏み込み、行列が出来る前に 何とか目指すラーメン店に着くことができた。
食べ始めた頃には、次から次へと客が入りほぼ満席になった。



次に目指すのは、北海道の象徴とも言える神の湖、摩周湖だ。
直線道路をグングン上がるとPの入口に私が奪衣婆(だつえば)と陰口を叩いている駐車場係の婆さんが手を出した。

奪衣婆とは、死者が三途の川を渡る時に服を全部剥ぎ取る婆さんのことだ。

摩周湖が霧で全く見えなくてもヌーッと現れて「500円」と手を出す。

ところが奪衣婆は寒さに弱いのか、雪が降ると その姿は消えてPが出入り自由になるのだ。

この奪衣婆のハナシで盛り上がって大笑いし、神の湖を眺めた。



晴れた日の摩周湖は本当に美しく眩しい。





遠く斜里岳も見えた。



私の申し出により時間限定の土産物店内歩き。
トイレへ入っても出て来るのが早くて少し心配。



トイレは、ゆっくりでも良いからね。
きちんとね、きちんと。

気遣いの北海道観光

2018-09-20 20:35:58 | 旅行

女性を車に乗せて案内する時に、最も気を遣わなければならないのは、オチッコのことだ。
都会とは違うのでコンビニが至る所にあるわけではない。



そこで適当にオチッコできる場所をコースに挟むのが重要だ。
その最初のオチッコポイントが塘路湖。



山の中にある海跡湖で、カヌーツアーの起点ともなっている「レイクサイドとうろ」がある。

そこには、湿原にある底なし沼のようなヤチマナコへズボッと入る体験ツアーまであることに驚く。





とにかく、ここで一度オチッコ休憩。

全員交代で出すものを出すと同じ釜の飯を食った感覚と同じで、急に仲良くなれた気がする。




シラルトロ湖を眺めて次に寄ったのが、やっばり普通の観光コースからは外れている多和平(たわだいら)。



少し高地にあるので、360度の視界が楽しめる。



放牧された牛の群れの向こうに見えるのは阿寒の山々。



そして北に目を向けると、摩周岳に西別岳。そして 少し遠くには知床連山。





もちろん彼女たちは、この景色の中で歓声を上げっぱなしだ。



でも女性には景色よりも好きな物があると云うことを思い知らされた。

展望台横にある小さな売店に入ったまま出てこないのだ。

買物に夢中の彼女達。これは大誤算だった。



次に予定しているラーメン店に行列が出来る前に着きたいのだが、いくら私がフェイントを掛けても気が付いてはくれない。

(おいおいおい、早く出て来てくれよぉ)

釧路湿原へ

2018-09-19 20:51:44 | 旅行

今日は、市内に住むマイフレT子さんを裏摩周に案内する日だ。

彼女は裏摩周まで足を延ばしたことが無いらしいので、それじゃ雪が降る前に行こうと云うことになったのだ。

丁度 T子さんの友人親娘が茨城から来ていて4人の日帰り旅になった。

誰の行いが良いのか天気が良く摩周湖には霧が無さそうだ。


待ち合わせ場所で初対面の挨拶をしている時に娘さんから ソッと手渡されたのが手作りのクッキー。

も・・・・・もしかして、隠れて手を繋いだりすることになるのだろうか。
もしかして、もしかしてだけれど、私の好きな横乳グイグイなんてのも無いとは言えない。

一応、心の準備だけはしておいて期待を胸にハンドルを握った。

先ず、釧路湿原を見下ろす細岡展望台へ到着。



湿原が見えてくると「うわっ凄い、凄い」と歓声が上がった。
そう、その声が聞きたかったんだよね。



ここはT子さんが休日にボランティアで観光客に説明をしている場所なので彼女の縄張りであり独壇場だ。
バスガイド並の流暢な説明を聞きながら、私も「へぇ」を繰り返し、目を輝かせる二人の横に少し近づくのだが、微妙な距離は縮まらない。

まぁ初めは こんなものだろう。





ロケ地でもある釧路湿原駅へ寄って、隠れた観光スポットを巡る第一歩がこうして始まった。





写真を沢山撮ったので一度に全部載せるのはモッタイナイし少しお疲れ気味なので、この続きは、また次回。