(これは8月末日のこと)
昼の便で飛び立つ微魔女たち。
その前に最後の市内観光だ。
港を眺めた後、彼女たちが希望したのは、日本で唯一の炭鉱展示館。
日本中にあった石炭の炭鉱の中で、唯一生き残り細々と採炭を行っている旧太平洋炭鉱、現釧路コールマインの施設だ。
隣にあったホテルは経営悪化で廃業し丘の上にはこの展示館、そして向かいに体育館と葬儀場が寂し気に散らばっている。
時々マニアが訪れる程度のこの施設。受付のオッチャンは、いつも向かいの体育館でヒマ潰しをしているのだが・・・・・この日も我々の姿を見つけて体育館からすっ飛んで来た(笑)
「ヒマだから付きっきりで説明してくれるよ」と云っていた通り、薄暗い模擬炭鉱に案内されて馴れた説明を聞くことになったのだが、女性相手だからか熱心過ぎて説明が長い。
釧路名物の残りの一つ「スパカツ」を注文したものの飛行機の出発時間が迫っていてテイクアウトに変えてもらった。
必死になって空港へ飛び込み何とかセーフ。
サヨナラのハグも無く、微魔女達は空へ飛び立った。