北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

空気の抜けた風船

2020-12-13 15:19:14 | 日記
あああああああ~~~~っ(>_<)
朝、大きな悲鳴が私の口から響き渡った。

こんなに大きな声を上げたのは過去に記憶が無い程だから、多分人生初だ。
足を骨折した時でさえグッと痛みに耐えた。

幼い頃に泣いたことはあるが、こんな大声は出さなかった。

親の云うことを聞く子だったから、泣き声も押し殺したようにウッウッ程度。
どうしても買って欲しいものがあり、店内で横になり暴れた記憶が一度だけあるが、親に無視され無駄と悟ってからは諦めると云うことを知った。

その悟りの境地を得ている私が悲鳴を上げたのでルンバが慌てて駆けつけた。

私が指す先には、見事に散らばった稲荷と巻き寿司。

昨日スーパーで買い、楽しみにとっておいた寿司セットを落としたのだ。

ルンバは大笑いしながら拾い、「熱を通せば食べられるよ」と云うのだが
あまりのショックに口もきかず、私は次々とゴミ箱に投げ捨てた。

で、朝食は半分焦げた豆パンが一つ。パンを焼いていたことさえ忘れて焦がしてしまった。

スリスリが起きてきて「どうしたの❔」と訊いているのにルンバが小声で説明している。その気配が私をさらに苛立たせた。

気持ちが沈むとはこう云うことを云うのだ。
まるで空気の抜けた風船のような顔で食べる豆パンひとつ。



ルンバが「洗濯機のニュウナンザイを入れる部品が何処かに消えた」と訴えたが無視した。そんなもの自分で探せばいい。

それに「ニュウナンザイって何だ。ジュウナンザイの間違いでは無いのか❔」と云う私に「ニュウナンザイ」だと言い張るルンバ。



(そうなの❔)と少し自信を失いPCへ入力したら「ジュウナンザイ」で立派に「柔軟剤」に変換された。
「ホラ見ろ、ジュウナンザイだ」とPCの画面を示して尖る私。

「今度はニュウナンザイって入れてみようか❔」と云いEnterを押した途端出てきた文字が
「乳軟剤」

途端に「オオッ、これもアリだ」と思ってしまった私。

多分買わずに帰ると思う

2020-12-12 21:06:05 | 日記
マックのクーポン券を見つけた。
昼食はコレにしようと相談。買出し係は当然私だ。

「私はコレ」とクーポンを指さすルンバ。
スリスリは「お父さんのと同じで良いよ」と少し可愛い。

「ついでにタマゴも買ってきて」と命令は下りたが、私の手には福沢諭吉どころか野口英世でさえ渡されないと云うか渡す気は毛ほども無いようだ。

スーパーの中にあるマックに行きクーポン券を握りしめて行列に加わりソーシャルディスタンス。

(可愛い右側の女の子の方が良いなぁ・・・・・)と思っていたら、私の順になり手招きしてくれたのは彼女。
内心(ウヒヒ・・・)でクーポンを差し出して「こちらを2ケ、こちらを1つ」と注文。
クーポン効果か予想よりも安い料金を払い、待ち時間の間にスーパーでタマゴを購入しマックに戻って番号札を見せたら、即商品を渡された。

用事を済ませ、車内でマックの袋を開けてみたら、何と2ケしか入っていない。ウヒヒのオネエチャンが間違えたのだろう。だから予想よりも安かったのだ。

自分の分はモスバーガーへ。実は私、モスの方が好きなのだ。
店内へ入りテイクアウトで注文。今度はオネエチャンの顔を見ないでお金を払おうとしたら「自動支払機でお願いします」と言われた。
(これが苦手なんだよなぁ~~)と思いながらも、けっこう簡単に完了。

(あっ、出来るじゃん)と自分を褒めて帰宅。

マックを頬張りながらルンバが「実はマックで働いてみたかった」と云う。
「昔はマックやコンビニも無かったからねぇ」と残念そう。

(そうなんだ・・・・・)と驚きながら、ルンバがマックの制服姿でカウンターに並んでいる姿を想像する。
想像はしたが・・・・・「いらっしゃいませ」の声と共に店内へ入らずユーターンする自分の姿も見えた。

2020-12-11 21:11:01 | ウォーキング
夕食後、面白そうなテレビ番組が無いのでルンバはウォーキングに出ると云う。

私も従者としてその気になり着替えた。

陽も落ちているので寒さ対策の為にスキーでもするような厚着。
ネックウォーマーに耳まで覆う帽子にモコモコの手袋。

マスクを忘れたけれど・・・・・まぁ良いか。
こんな夜道、歩いている人はいないだろう。

凄い勢いで歩き始めたルンバに食らいつく私。

街灯の頼りない光が届かないほぼ暗闇の中、時々センサーライトが我々を感知して急にスポットライトを浴びせかけて驚かせる。

雪が無いので歩くには苦労しないが、凍った水溜まりに片足が乗ると予期しない股裂きの刑。

団地を出ると駅へ向かう橋を渡り始めたルンバ。何処まで行くのだろうと思いながら付いて行くのだが、静寂の中、日中では絶対に感じることのない川のせせらぎを耳にして(へぇ~~~)と少し感激していたら、急に回れ右して「戻る」と一言。

振り返るとルンバが持つ灯が、私を置き去りにして暗闇の向こうへ沈んだ。

数年後

2020-12-10 20:02:11 | 日記
テレビを観てルンバが大笑いしている。

何かと思い、画面を観ると可愛い子猫が映っている。
喉をゴロゴロ鳴らして身体をすり寄せる可愛い子猫の数年後の写真が出て大笑いしていたのだ。

何回も繰り返される子猫の時と現在の姿。

あまりにも違いすぎる可愛いさの欠片も無い現在の姿。
ゴロゴロもスリスリもせず睨み付けるようにデンと構えた姿に「ふてぶてしいよね」と爆笑するルンバ。



私も追従して笑うが、何処からか「オメェも同じだよ」と云う声が聞こえた。
断っておくが、私の声では無い。

でも何故だろう。
私の目は画面のふてぶてしい猫とルンバの間をチラチラと往復したのだ。

不思議だねぇ・・・・・全く意識していないのに。

気配

2020-12-09 19:59:06 | 日記
「そうだ、新聞に載っていたイルミネーションを撮りに行こうかな」と云った途端、ルンバがホイホイと着替えを始めた。

まだ夕食の時間には早いので腰を上げたのだろう。

車で新道を通り市街地を横断して別保駅に到着。
このイルミネーションは今季限りで終了になるそうだ。





一般道で帰る途中、別保公園にも立派なイルミネーションがあるのを見つけてユーターン。



スマホで撮っていたルンバの画像は何故か白いモヤが入ってしまったりピントが合わなかったり。



「レンズに指でも入ったんじゃないの❔」と云ったが、それは注意して構えたので絶対無いと否定。

もしかしたら近くに霊園があるからじゃないのかと怯えるので私も及び腰。
私の撮った写真にも、何かが映っているのだろうか・・・・・

早々に切り上げて帰宅し、霊に効果があるかどうかは知らないが、新コロナ対策の為に置いてあるアルコールを交代で全身に噴霧。

これで絶対に大丈夫と自分に言い聞かせ、部屋着に替えた。