今日も天気が良い。
それで昨日の湿原展望台よりは少し遠い所にある温根内木道を歩くことにした。
数日前に紹介した夢ヶ丘展望台の遊歩道では積もった枯れ葉が靴を汚したので湿原の中は歩きたくないと云っていたルンバも、この遊歩道は汚れないことを知っているので誘ったらついてきた。
Pから150m程下りて昔の軌道跡を歩くとビジターセンターがあり、そこが湿原に入る木道の起点だ。
ここへマイフレのJ子さんを案内した時、丁度休館日でトイレを借りることが出来ず、彼女が野ション(多分 大ではない)をして以来、この一帯は彼女の縄張りと認識している私は、「縄張りに入らせて頂きます」と彼女にLINEで許可を頂き木道への第一歩。
ルートは3つあり、いつもは中距離のルートを選ぶのだが、今日はウォークが目的なので初めて一番距離のある3.1キロのルートを選んだ。
木道脇には随所にクイズ形式の説明板があり退屈しないように考えられてはいるのだが、ハンノキの林を抜け広い湿原の中を歩いていると孤独感が押し寄せる。
ルンバにはそんな鋭敏な感覚は無いようでどんどん私を置き去りにする。
少し冷たい風が心地よく、キャップを脱いで自然を全身で浴びながら歩く。
歩くと当然のように出てくるいつもの症状。
木道の外にはヤチマナコと呼ばれる底なし沼が随所にある。
それに「山菜を採らないように」と云う注意書きがあると云うことは、何かを残すことも禁止と云うことだ。
前を歩いていたルンバが何かを見つけて大笑いしている。
近寄ってみると「エゾタヌキの糞」と↓付の説明板。タヌキは同じ所に糞をすると書いてある。
こんな所に土産を置いたら↓付で「人間の糞」と書かれそうだ。
私は必死のスピードアップ。
追い抜かれたルンバが何か叫んでいるのに「フン」と応えた私。
いつものことだからきっと「フン」を「糞」と訳してくれただろう。
やがて見えてきたビジターセンター。
トイレの場所は判っている。
しかしここにきて思い出した。今は緊急事態宣言が発令されている。
もしかしたら休館しているのではないだろうか。
嫌な汗が噴き出た。