北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

膨らみ

2024-01-24 17:21:51 | 日記
ベッドに入って眠気が出るまで文庫本を読むのが毎夜の習慣だ。

使っているベッドは頭の所に蛍光灯が付いていると云うだけで選んだ。
そして蛍光灯の上にある枠の平らな場所には本が積まれ、地震を感知したら私を叩き起こすと云う役目も担っている。

大きく寝返りをうつだけで崩れ落ちる程、その感度は高い。

昨夜は疲れたのか、目がショボショボしていて活字を追うのに疲れた。
読書を諦めて目を閉じ眠くはないのに強制終了。

しかし眠剤を使っていないので3時に目覚めた。
窓ガラスは吹雪いた時に貼り付いた雪が障子のように視界を妨げていた。

結局、自力で入眠するのを諦め眠剤のお世話になり深夜と云うか未明の入眠。
原付バイクを盗まれ、何故かアザラシの集団に襲われていると云う不思議な夢をみて昼前に目覚めた。

寝具の湿気を取るために掛け布団を剥いでいて光るモノを見つけた。
本を読むときに使っている老眼鏡のレンズだ。

昨夜、目がショボショボして活字が見えなかったのは片方のレンズが外れていたのが原因だったようで、弛んだメガネ枠とネジ、レンズを袋に入れて行く先は時々お世話になっているメガネ店。

今回担当してくれたのは女性。
メガネに付いている全ての小さいと云うより細かいネジを外し新品と交換。
枠の位置を調整しレンズをはめ込んで私の前に立ちメガネをかけてみたり再調整したりを繰り返す。

ご存じのように老眼鏡は虫眼鏡と同じ凸レンズだ。
それが付けられたり外されたりする度に目の前に接近するピッチピチのセーターの膨らみが巨大化して私を誘惑する。

こ・・・・・・これはタマラン。
私は目を見開きマスクの中で唾を飲み込んだ。

こんなに親切にしてもらって部品、調整料金、大接近サービスも含めて無料。
コンビニでさえ袋が有料なのに

今季3回目の雪かき

2024-01-23 22:30:20 | 日記
電気毛布を敷いて寝た結果、掛けて使った時よりも数倍暖かく感じた。
これは何故なのか・・・・・考えた結論は暖まった空気が上方向に溜まるからではないかと云うものだ。

微小にダイヤルを合わせているのに暑く感じ、スイッチを切って寝た。

早く目覚めたのは、何か周りがいつもより明るいから。
カーテンを開けると、せっかく出ていた路面が真っ白に変わり、斜め向かいの奥様は出勤する為か車を出せるように雪かきの真っ最中。

その他の家は、まだ雪が降っているので、やむのを待っているのだろう。

いつもは頭にタオルを巻いて「お父さんは ゆっくり寝ていなさい」と嫌味ともとれる言葉を残して意気揚々と除雪に出ていくルンバは、そんな気配もなく家でマッタリしている。
多分、足の調子が良く無いのだ。

仕方がなく本来「溶ける派」の私が一番槍。
スノーダンプを持って外へ出た途端、膝の位置まで雪に埋まり「何じゃこれは」

予報の倍以上降ったようで私のヤル気は一瞬で萎んだ。

除雪車は既に入っていて道の両側が少し盛り上がっている。それを除けて車が車庫から出せるようにしなければならない。

しばらく孤独の戦いをしていたが見かねた総隊長ルンバが出現。玄関方向を丁寧に除雪し始めた。
それにスリスリが加わって、ホッとしたのか突然の眩暈(めまい)。

「一寸ゴメン、一回休む」と云って私は最前線から離れた。

そうだ、敷いてみよう

2024-01-22 20:47:51 | 日記

以前は冬の寒さ対策に電気シーツを使っていた。
仰向けに寝ると腰から背中がポカポカと暖かくて心地よい。

しかし大きな欠点があった。
翌朝、必ずクシャクシャになっていたのだ。
発熱部分の被膜が破れて感電するのではと云う怖さがあった。

寝相が悪いのが一因かも知れないが、とにかく毎日電気シーツを延ばすのも嫌だった。

それで今は電気掛け毛布を使っている。
これはシーツのようにクシャクシャにはならないのだが、それよりも暖かさに欠点がある。

先に電源を入れておいても背中側が冷たいのだ。つまり毛布だけが暖かい。

そこで私は考えた。掛け毛布を敷いてみたらどうだろう・・・・・

早速、今日のベッドメイクでシーツの下に電気毛布を敷いてみた。
記憶に間違いが無ければ使用説明書には「敷いても使えます」と云う言葉が書いてあったような???

今夜寝るのが少し楽しみだ。
どうなることか・・・・・
厚さが違うのでクシャクシャにはならないと思うが・・・・・

さて電源を入れに行ってこようっと。


泣いてはいない

2024-01-21 21:41:20 | 日記
地震で被害を受けた珠洲市の小学校で久しぶりに授業が始まった。
先生は、地震のことが無かったかのように授業を始める。

そこに入ってきた他の市へ避難していた同級生。
直ぐに駆け寄って「大丈夫?」と言いながら軽くハグする担任教師。

「あっちの方は電気がきているの?」と同級生の声が飛ぶ。
教師は彼がスリッパを履いているのに気がついて、「何センチ?」と確認し同級生が靴を持ってきて大きさを確認する。

彼が机に座ると、横の子が机をくっつけてきて教科書を間に置いた。

誰一人泣いてなんかいない。

体育館は避難所になっているので体育の授業は机をよけた教室の中だ。
狭いエリアを楽しそうにクルクルと走る姿を見てホッとすると同時に目から何かが流れた。


授業が終わり教室を出て行く子供達へ「また明日も逢おうね」と送り出す女性教師。

きっと何人かは、まだ登校できない子がいるに違いない。

「学校へ来てくれるだけで嬉しいんです」と云う先生の目から授業中は必死に耐えていたのだろう、次々と涙が溢れた。

トイレに立ったルンバの隙をついて、私も自分がそっと築いたティッシュの山をギュッと潰しポケットへ隠した。

鉄ちゃん 卒業

2024-01-20 18:45:32 | 日記

今日は季節限定観光列車「SL冬の湿原号」の今季運航の初日だ。

以前は、嬉々としてカメラ持参で撮影に行ったのだが、新コロナで間が開いたので熱が冷めた。

一日一便、それも走る日が毎日ではないSLを撮るのは大変だ。

撮影場所を決めるのも一苦労。
車を停める場所探しも大変だが、他のカメラマンの邪魔になってもいけないので気を遣う。

大抵の人は他のカメラマンに気を遣っての場所決めだ。

先に来て構図を決め三脚を設置して寒い中頑張ってSLを待っている人の視界の中にノコノコと入り怒号を浴びる人だっている。

自分の選んだ場所が通行人や住民に迷惑を掛けている場合もある。

新コロナがまん延する前に撮って投稿した湿原号の写真が、一位に選ばれたことも私の熱を冷ますのに役立った。

もう寒い中、耐えることもない。
風向きとSLが吐き出す煙の方向を気にすることをしなくても良い。

きっと今日も沢山の「鉄チャン」が線路脇の色々な場所に集まったことだろうけれど、私はもう過去の思い出にしようと決めた。