これは数分前に発生した出来事だ。
云ってみれば、ほぼ LIVE と云っても良い。
もちろんノンフィクションだ。
私がソファーからノートPCを置いてある食卓テーブルへ移動した途端、近くに座っていたルンバから「お父さん、今オナラしたでしょう」の一言。
何と鋭い嗅覚だと驚いた私。まさにワンコ並だ。
私の移動と共に微かな匂いが漂ってきたと云う。
それ程大量の気体を放出したつもりは無いのだけれどと舌を巻いた。
そして数分後、PCでゲームをやりながら第二弾を放出したのだけれど、放出した瞬間、異常を察知した私。
気体ではない何となくだが緩い固体に近い感覚に思わず尻を浮かせた。
私はその姿勢のまま「ウワッ・・・・ンコ漏れたかも知れん」と叫び、ルンバの悲鳴を浴びながら尻を突き出した変な格好でトイレへ急いだ。
少し下痢っぽいモノを出しながら入念にパンツを見たが「ンコ」は付いていない。異常を察知した瞬間に尻を浮かせたのが良かったのだ。
念のためにパンツを手で触れてみて濡れていないかと再確認したが大丈夫みたいだ。
居間へ戻り少し遠くへ避難しているルンバへ両手を広げ、セーフのサイン。
「本当に大丈夫なの? もう一度明るい電灯の下で見たら」と云うので
「大丈夫がどうか別の目で見て」と云って、下着を下げたら
「見ない」と秒を開けずに即答し横を向いた。