高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

北九州 さん手

2007年05月22日 21時56分58秒 | 催事案内

07_033 ゆっくりとした時間を過ごさせて頂いています。都会の中にあって、広い緑の庭を眺めながら静かな音楽を聴きながら、忙中閑アリのひと時である。北九州の住宅街の中にひっそりと佇むギャラリー、御自宅を改装されてやっているギャラリーである。都会の中のオアシスの様な感じの所07_022 だ。大変丁寧に美しくバッグを飾って頂いた。庭にある小さく質素な花を品良く飾っていただき、バッグや花篭も「久しぶりに美味しい水を頂いた」と感じている07_031 に違いない。

午後になり、嬉しいお客様が来られた。2年前に私の留守中に工房に来てバッグをお買い上げ頂いていたお客様。私とは今日が初対面である。お話を聞いてみると、4年ほど前に御主人がテレビ番組で私の作品を知り、二人で工房の方に来られたそうだが、その時は「お値段が高過ぎて07_034 冷や汗をかいて早々に帰った」らしい。が、2年後に御主人がお小遣いを貯めて「あの時のバッグを買いに行こう」と覚えていてくれたらしい。再び工房に来られて、今度は念願のバッグを買って下さった。私のバッグを持つというより、「御主人の奥さんへの気持ち」を持って歩いているのだナと感じました。

私がもう少しで大阪に移動しなくてはいけないという時に、以前から私の根付に使っているタッセルを仕入れさせて頂いている「ナカノテツ」という北九州では有名な手芸用品店の中野さんが来てくれた。この方とももう10年近いお取引をさせて頂いている。北九州の女性の方には無くてはならない存在のお店だそうだが、ありがたいことに顔を出して頂き、おまけに小倉駅まで送っていただいた。少ないお取引であるにも関わらず、いつも電話一本で便宜を図ってくださる本当に感謝、感謝です。

それと「さん手」さんで頂いたお茶が美味しかったこと、口の中に甘さが広がり何とも心地よい余韻を残してくれる本当に美味しいお茶でした。お茶の入れ方でその人の心配りが判ります。

竹工房オンセ

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北九州

2007年05月22日 09時44分23秒 | 出張

朝、起きてみるとホテルの周りには何も無い。我家も何も無い所とよく言われるが、こことは状況が違う。海岸沿いに新しく造成された工業団地の中にポツンと一軒、ホテルが立っている。回りには区画された広々とした造成地が続くのみ、なぜかウラ寂しい光景だ。私の家の何も無いは、回りに民家や人口施設が無いという意味で、木々や鳥のさえずり、自然が溢れている。

20070522063425  ホテルを出て、昨日夜遅く到着した北九州空港方面に走り出した。空港までは7キロ、往復するには少しきついかな?空港手前の連絡橋まで来て引き返した。ここまで5キロ、往復10キロの道のりである。海岸沿いをゆっくり走りながら風を感じる。海の上に浮かんだ巨大な島「北九州空港」。大分県から見ると実に無駄な空港に思えていたが、考えてみると北九州市だけでも100万人周辺人口を考えると200万人が利用することになる。大分県民全員で110万人だから、この空港も仕方がないか?空港の周りには巨大な工場がどんど20070522071012_1 ん建設されている。産業開発の誘致という面からもこの空港を作ったのだろう。本当に巨大な公共事業である。

延々と続く空港道路、その周りに建設中のトヨタ、キャノン、トートなどなどの巨大企業の工場群。こんなところには住みたくないな。

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