昨日で春休みの終る次男坊シンラを学校に送っていく。その帰り道、大分のトキハデパートでやっていた「大分合同新聞、共同花展」を覗いててみた。お花の生け方や色使い、どんな花器に生け込んでいるのか?などなど、ところが、時代と共に生け方も花器も変わっていくものなのか?100点以上ある作品の中で竹篭を使っている人が一人もいないのである。昔は、竹篭を使う人が相当数いたのだが、今回は全くいないのである。流行があるのであろうか?こんな所にも、時代時代を映し出す使われ方を考えなくてはならない。予想はしていたが これほどまでに変わってしまうのか!少しショックであった。
確かに、20年以上前、私が竹細工を始めた頃は花篭が全盛時代で別府の竹職人がこぞって花篭を作っていた。技術的にも、花篭職人が上級で盛皿やクラフト物を作る職人を下に見るような時代でもあった。私の所でも、デパートに卸す花篭でワンアイテムで年間1000個も出るような作品を10点くらい制作していた。その時は「いったいこんなに沢山の花篭が何処に行くのだろう?」と作っている本人でさえ不思議に思っていたくらいだ。