高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

NAギャラリー 都城

2008年04月19日 06時47分11秒 | 出張

418_002  宮崎のホテルを出て、JRで西都城駅へ、駅に着くとお店など何も無い静かな駅である。タクシーが1台だけ、停まっていた。駅から10分ほど行った住宅街の中に「NAギャラリー」はある。

418_004大島紬の作家、永江明夫氏が薩摩絣の開発に努め、織工房と併設してギャラリーを開いた。広い展示ブース。中々、これだけの施設にはお目にかかれないお店です。タクシーでお店に着いたのは10時40分、私が付いた時にはもうお客様が入っていた。このギャラリーで個展を初めてしたのが、2000年、もう8年前である。その時の出品リストを見てみると、今の商品構成とは随分変わっている。リストを見ているだけでも懐かしい気がする。オーナーの谷口さんと話していると、御多分にもれず、織物業界は大変厳しい状況が続いているそうだ。しかし、今まであまりにも中間業者が高い商品にしすぎたツケが回ってきた結果である。生産者と消費者の距離が近ければ近いほど良いのだが、まぁ、適正規模で適正利潤を心がけて行かなくてはならない。

418_005 今回、嬉しかったのは、以前にお買い上げ頂いたお客様が皆さん顔を出して下さった事だ。素朴な人柄に再会しゆっくりとお話出来、懐かしい思いをした。

418_021 この方が持っているバッグは8年前の始めての個展の時に買って頂いた物だ。大島紬の置物に竹篭を添えて、「何時も、着物の時にこのバッグを持っているんですよ!」と仰ってくれた。

ありがとうございます。

今日は、JRの「特急にちりん」に乗り、やっと家に帰ることが出来る。やっぱり、家で寝るのが一番だな。

竹工房オンセ

コメント
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