今回、府中での宿泊先は「府中アーバンホテル」を取った。事前に伊勢丹で手配してくれたのは、サンライトホテル府中であったが、以前に、ここに泊まったことのある人に聞くと、どうも、評判が良くない。事前に、私も電話でインターネットの事を確認しようと電話したのだが、フロントの対応が悪く、此処は止めにした。
代わりに、福ちゃんが予約していた府中アーバンホテルを取ったのだ。設備は少し古く部屋も狭いのだが、フロントマンの対応がすこぶる良いのだ。実に丁寧に対応してくれる、此処の接客はお客様を和ませてくれる、マニュアルに囚われた通り一編の接客で無く、お客の気持ちを汲み取ろうとする姿勢が伝わってくる。
ホテルに入って初日にこんな事があった。
パソコンが繋がらない。此処は全館無線ランになっており、パソコンにランボードが付いていれば、「キーワード」を打ち込めば自然に繋がるはずである。しかし、キーワードを打ち込む所まで、自動設定では進まず、インターネットにつなげることが出来ないのだ。
フロントに電話すると、1回目は「サーバーを再起動させますので5分後にもう一度やってもらえますか?」と言う、しかし、5分後にも繋がらない。2回目に電話すると「他の階の方からも繋がらないと言われましたので、専門業者を呼んで確認させます。申し訳ございません」と。
翌朝、パソコンを持ってフロントに行くと、ちょうどフロントでコーヒーを飲んでいた宿泊客が、「私も自動設定では、つながら無かったので、手動で設定しましたよ!」と教えてくれる。きっと、この人は出張慣れしていて、いつも設定しているのだろう?
そのお客さんに教えてもらいながら、設定していくと見事に繋がった。その時のフロントの対応が「私も詳しい設定が判らず、勉強になりました。」と実に謙虚に聞いている。私には、「勉強不足で申し訳ありませんでした。」と誤るのだ。
ホテルに戻った時でも、直ぐ、エレベーターのボタンを押して待ってくれていたり、細かい所に、実に良く気が付くのだ。不利な設備や条件を克服するのは、人対人、フロントの笑顔やきめ細かいサービスや、清潔なお掃除など、小さな事の積み重ねしか無いのだ。