出張中はほとんど毎日、朝歩きをしているが、逆に家に戻って来たときは、ほとんど歩いていない。こんな事ではいけないと思い、散歩に出た。厚い日中を避け、少し涼しくなった時間帯にした。
夕方、野山を歩き始めると、頭の回りを人工衛星の様に、「ブト」(ブヨ)が付いて回るのだ。
http://www.otomiya.com/fishing/sea/28-buyo.html
この、ブトは小さいのであるが、刺されると非常に痛い。結構人によっては、1週間近く腫れ上がる人もいる。どう云う訳か?顔の周り、目の上辺りを刺される事が多いのだ。そこを刺されると、目が開けないくらい腫れ上がる厄介な奴なのだ。
手でブトを振り払いながら、暫く歩いていくと、最近同じ集落に引っ越してきた山本さんと出会った。山本さんは佐賀県有田から「田舎暮らしがしたい!」と云うことで、休校になっていた、萱籠分校を借りて入植してきた人だ。
お仕事は陶芸家。息子さん夫婦も一緒になって焼き物をしている。私たちと同じように全国のデパートやギャラリーで個展をしている。お父さんの方は当年、67歳。毎日、近くの野山を散歩している。
私と散歩で出くわしたのは初めてで、「折角ですから、一緒に歩きましょう!」と云うことになった。
国道近くまで、お互いの近況などを聞きあって、「あまり遠くなっても大変なので」とそこで分かれた。私は更に、国道500号線を別府方面に進む、途中で大分に次男坊を迎えに行っていた妻と合流する事になっていたのだ。
今回の失敗は、気軽な気持ち過ぎて、靴下を履かずに歩いていた為、途中で踵の所にマメができてしまった。ホンと、小さなマメであるが、痛いのだ。やはり、準備は万全にしなくては成らないのか?