高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

夏休み手作り体験教室

2009年08月23日 06時48分07秒 | 出張

 Cimg0275 今年は特別企画という事で、7階のバンケットルームで竹かご教室をすることになった。竹かごの他には、草木染や藍染でハンカチを染める教室や、下駄に絵付けをしたり、古布を貼って切り絵のはがき作り、ビーズアクセサリーなどなど、さまざまな企画で少しでもお客様に喜んでもらおうと企画されている。

さて、私の教室も楽しんで貰おうと、準備しだした時、とんだ、ハプニングが!

事前の打ち合わせでは、限定20人。
10人づつの教室を2回という事で打ち合わせをしていたのだが、何処でどう間違ったのか、4回の教室で36人に為っているではないか!

2回でも4回でも時間的には構わないのだが、限定20個と打ち合わせしているので、材料が足らないのだ。限定の20人分と、私が実演する分、もし、飛び入りがいた場合も考えて、少し多めに、それでも全部で28人分しか無い!

「ひぇー、どうしよう!材料を送るにも、九州からではとても間に合わない!」
「何とか、28人分で3教室は出来ても、最後の教室の分の8人分が足らない!」

慌てて、東京在住の竹を遣っている知り合いに電話して、竹を分けて貰おうと連絡するのだが、なかなか繋がらない。

結局、最後は教室分ではなく、九州展会場で私が実演している身竹を使って、一回り小さい花かごを作ることで急場をしのぐ事にした!

 
Cimg0289竹かご教室の方は、大盛況で、子供も付き添うのお母さん、お父さんも大喜びである。小さな子供も、手と頭をフルに使って頑張った。出来上がったら最後にニッコリ笑って、「ありがとうございました。」と頭を下げられたら、「あー、遣って良かったネ!」と思うのであった。

竹工房オンセ


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