横浜で、震災に合い、営業時間も早く終わったので、おっさん4人で近くのお好み焼き屋で晩御飯を食べた。
これほど「お好み焼き」を食べるのに似合わない顔ぶれは無いと思うのだが、
回りのお客さんは、カップルばかり、そんな中にあって、ヤクザっぽい顔をしたおっさんまでが酒を飲んでいるグループがいる。
このグループの回りだけが、オヤジ臭が漂っている。
右のちょいと頭の薄くなった田中を連れて行くときは、飲み放題のメニューがあるお店にしか連れて行けない。
小さな体の割りに、こいつが飲むこと、飲むこと・・・・。
このお好み焼き屋は、「飲み放題・食べ放題で2500円」と、随分無謀なことをする。
こいつらは、ビールだけでも10杯は飲むので、それだけでもう赤字になりまっせ!
しかし、値段が安い分、細かい所の配慮が無い店であった。
もんじゃ焼きを作る時、大きな鉄板べらが欲しいのだが、「鉄板へラは無いの?」と聞くと、「すみません、ありません。」と云う。
次に、もんじゃ焼きやお好み焼きが出来たので、「七味か一味の唐辛子下さい!」と云うと、「すみません、ありません。」と云う。
最後に焼きソバが出来たので、「紅しょうがは無いの?」と聞くと、「すみません、ありません。」と云う。
ピチ、ピチ、ピチ・・・・・と、額の血管が切れる音がする。「この店は何にも無いんじゃのぅ」といきなり広島弁になる。
「まぁ、まぁ、まぁ、」と宥めて事なきを得た。
しかし、考えてみると、こんなカップルばかりが来る店に、「ヤクザっぽいおっさん達が、4人でお好み焼きを食べるなよな!」と言いたい! チャン、チャン