正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

テクノス婦人物手巻き時計とハンハルト手巻きクロノの修理です

2017年09月21日 | ハンハルト
今日も堺はいい天気です。
今月もあと10日です。あっという間に9月が終わります。
年末の売り出しの準備をそろそろ始めないといけません。時計は先日新製品の展示会に行ってきたのですが、宝石は質の良い商品が買いやすい値段になっていないと仕入れをしないので少しずつ準備しています。

昨日の修理です。

昨日はN様のテクノスの婦人物から修理開始です。
ガラスが薄い黄色のガラスでした。
手巻きの時計で分解掃除でお預かりです。









油切れの状態で洗浄後組み上げて調整中です。

次はハンハルトの手巻き時計です。

T様からのお預かりです。

遅れとクロノグラフのリセットがうまくいかない状態でした。

機械は7760ベースの機械で裏側はハンハルトオリジナルに改造しているんだと思います。









外からのチェックで文字盤に少しシミがあったのでお水が入ったかなと思って分解へ。



竜頭部分から湿気が入った跡があり巻き芯がさびていました。

機械内部に錆の箇所は見当たらず分解掃除をしました。

リセット部分のかみ合わせが悪くなっていたためリセットできない状態でした。












洗浄して組み上げテンプの振りもよくなりました。

いま調整中です

最後は竜頭の修理で終わりました。

セイコーパーペチュアルの時計の竜頭に巻き芯が折れこんだ修理です。






0.8ミリの巻き芯だったので0.4ミリのドリルから初めて0.5まではリューターで削って跡は再度0.4ミリに戻ってネジ山に残っている金属を綺麗にして完成です。

新しい巻き芯を合わせました。

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