正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

カルティエ、クレドール、ロレックスを分解掃除しました

2012年08月30日 | 時計修理
昨日からいきなりトップギアです。

 はじめはアルバの懐中時計ですが、ふたがしまった状態で開かなくなったとの事。
ケース側のバネの調子が悪く通常はメーカー送りでケース交換になるんですが、確か部品取りの中に別の修理で残っていたケースが同じ時計のケースでした。
バネは大丈夫だったのでケースの胴体部分だけ交換しケーシング。
出来上がりです。

次はロレックスのゼンマイ交換です。
1570キャリバーの時計です。少し前に分解掃除をされたとの事。見ると油も残っている状態だったのでゼンマイだけ交換しました。
ゼンマイ交換しタイミング調整をしてケーシング。

分解掃除です。
カルティエの時計です。I様からのお預かりです
小さな自動巻の機械が入っていました。機械全体に磁気が入っていました。
分解掃除、タイミング調整、バンドの洗浄をしてケーシングです。


7時位置にカルティエの文字が入っています。

針に磁気が入って引っ付いた状態です。鉄の針なので磁気が入りやすいんだと思います。気をつけてお使い下さい。


次はK様からのお預かりのクレドールです。2F70キャリバーです。
磁気入りとローターに鉄粉が付着しての不具合です。
ガラスがカット入りのサファイアガラスで当時結構お値段高かったと思います。




クオーツの時計の機械をいくつか修理していますがこの機械が一番組みにくく思います。
なんとか組み上げて消費電流等の検査をしてケーシングしました。

最後はロレックスです。
A様からのお預かりです。婦人物の自動巻です。ちょっとむかしの機械ですが綺麗な状態です。
湿気が入って来ないだけでも機械の状態は良い状態で保てるんだと思います。
分解掃除、タイミング調整、ケースバンドの洗浄をして帰りました。



テンプ受けの下、2番車の座の下に油が溜まっていました。

今日ケーシングしてデイトナの修理を予定しています



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