正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

スイス製の置き時計の修理をしました

2017年04月23日 | 時計修理
今日は物凄く天気のいい日曜日です。

お店の前のバスロータリーは待ち合わせの車で賑わうんでしょうね。

私は細々仕事がんばります。

昨日は昔のスイス製の置き時計を修理しました。

テンプの付いている置き時計です。

4面ガラスで機械の動いているのが見える時計で綺麗な機械が入っていました。












ケースから機械を取り出し構造をチェックしました。

時打ちが無いので構造自体はシンプルなんですが、繊細な機械なので慎重に作業しました。

テンプアンクル部分にほこりがかなりついていました。





クロックの機械を保持する工具をいただきさっそく使用。

どんな機械にも対応できる優れものの工具です。

この工具をそのまま壁にかけられる部品もありハト時計などランニングテストするときにケースに入れるのが厄介なクロックには最適です。





洗浄後部品を点検して組み上げケーシング。

今朝も順調です。

次は裏蓋がネジで止まっている腕時計で、ネジが錆びてしまって裏蓋が外れない時計の修理です。

結局錆が取れずネジの頭を削って裏蓋を開け、機械を取り出してケースに残っているネジの削り出しの作業です。





錆びているので慎重に進め、0.7㎜のドリルから初めて0.8㎜、最後は0.9㎜のドリルを四つ割りにつまんで手で削っていきました。

今回も気持ちよく本体に残っていたネジの残りがヒュルヒュルと取れました。

今日も8時まで仕事がんばります。

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