Takの山行記録とバイオリンとかAIとか

山行記録に加えて必死に練習中のバイオリン、必死に勉強中のAIについて

甲武信岳、大菩薩嶺

2014-11-09 15:46:20 | 日記

11月8,9日、車中泊で奥秩父の甲武信岳(こぶしがたけ:2,475m)、大菩薩嶺(だいぼさつれい:2,057m)に登った。台風20号は早々と日本近海から消えたが、今週末は低気圧の影響で下り坂の予報だったため、8日に甲武信岳、9日に大菩薩嶺の順番に。

家を4時半出発、ほぼ予定通りに西沢渓谷駐車場に7時前に到着。山頂方向はガスに覆われており、展望は期待できないかと思われた。7時に駐車場出発、20分ほど西沢渓谷遊歩道を歩くと、徳ちゃん新道登山口に到着。標高差1,325mのスタートだ。徳ちゃん、は甲武信小屋の山中徳治氏が切り拓いたため。遊歩道は、少し遅めの紅葉を楽しむ行楽客でにぎわっている。

登って行くうちにガスが強い風に吹き飛ばされていく。モチベーションが一気に上がる瞬間だ。

10:30木賊山(とくさやま:2,469m)山頂。何も見えない山頂。ここから下り、登り返すといよいよ甲武信岳だ。

11:00甲武信岳山頂。西には八ヶ岳、北西には雪をいただいた北アルプスの遠望。返す返す残念なことに、この甲武信岳の写真を撮り損ねた。木賊山から下るときにはっきりと目視したが、初登場のミラーレスがザックの中、山頂に早く着きたく、取り出す間も惜しまれ、帰りにとればいいや!と思ったのが失敗だった。帰りは思わずまき道を選択、二度と甲武信岳山頂部にお目にかかることはなかった・・・。甲武信岳は、この木賊山や反対側の三宝山に囲まれ、なかなか見ることがないと後でガイドブックで知り、またがっかり。ただし、その山容は、決して拳の様なわけではなく、よくある三角の、何の変哲もない山頂部でした。

標高1,200m近辺が紅葉まっさかり、をめがけて下山、14:00、西沢渓谷駐車場到着。駐車場から眺める紅葉。朝撮った写真と同じ方向だが、晴れて西日を受けているため、寄り鮮やかに見える。

30分ほど車を走らせ、「大菩薩の湯」へ。大菩薩登山者にはちょうど良い場所にあり、Takもあすに備えここまで移動、3時間610円也。Ph10.05の強アルカリ泉だが、マイルドで良い温泉でした。411号線、青梅街道沿い。

温泉後、上日川峠の駐車場へ移動。標高1,498mの誰もいない市営駐車場で一夜を過ごす。18:00にはzzz・・・

5時には起きるつもりだったが、目が覚めたら何と6時。あわてて出発するも、下り坂の予報どおり、ガスにくるまれてのスタートだ。今日のコースは雨に備え、上日川峠から、大菩薩嶺~大菩薩峠~上日川峠とまわる、標高差500m予定時間3時間のハイキングコース。この時間はまだ誰も登ってこない。7:45分、山頂付近はそもそも視界の利かない木立の中で、かつガスに覆われていて何も見えない。

山頂から雷岩まで戻ると、やはり強風にガスが流され、突然視界が開けた。南アルプス、これから向かう大菩薩峠方面が現れた。

大菩薩嶺から大菩薩峠に向かう稜線と峠の茶屋(?)。

昨日も今日も天気予報に反して雨も降らず、山頂付近での眺望にも恵まれ、まるで日ごろの行いを反映したかのような2日間だった。残念だったのは南方面の天気が悪く、すぐそこにあるはずの富士山が全く見えなかったことだ。奥秩父に来るのは今回が初めてだったが、この時期の、紅葉はすばらしい!秋の遅い時期に来ると、下は紅葉、上は葉が落ち視界が利く。人も減り、涼しくて良い季節かもしれない。なお、今回の2山はいずれも日本百名山。

車中泊で、2日違う山に登るなんて、贅沢~!また行こう!