今日は、奥秩父と八ヶ岳を含む山塊の南東の端に位置する茅ヶ岳だ。深田久弥さん終焉の地としても有名だが、富士山、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父の中間点に位置し、その展望が素晴らしい。
今日も快晴の予報だ。昨日の不調もすでに無く、元気に深田記念公園をスタート。最初は赤松の林を抜ける。
標高も1,704mと低く、また南向きの登山ルートなので、雪は無いとは思うものの、念のためチェーンスパイクは持って行く。
ブナや白樺の林は去年の落葉で絨毯の上を歩くようで気持ちよいです!
山頂から100mほど下に、深田久弥さんの慰霊碑。ここで亡くなったそうだ。百名山を云々する者は、すべからくこの山に登るべし。
しかし、なぜこの山は100名山に入らなかったのか?茅ヶ岳は奥秩父からはせり出し、金ケ岳と独立峰を形成している、とても美しい形の山だ。かつ、甲府や韮崎、清里からその姿がよく見える地元に愛される山でもある。慰霊碑の前で、深田久弥さんに聞いてみたが、勿論こたえは無かった。
晴天予報の割には山頂はガスに巻かれて視界無し。今日は長期戦覚悟できたので、まずはお隣の金ケ岳に向かう。
茅ヶ岳山頂には3次元マップ。位置関係がよく分かります。茶色が茅ヶ岳で、右の白い山が富士山、下のシワが南アルプス、左手が八ヶ岳、上が奥秩父から奥多摩だ。
金ケ岳は茅ヶ岳よりも若干標高が高く(1,764m)、100m↓170m↑のアルバイト。向こうも時折りガスがかかり、展望は無いかもしれない。
金ケ岳に向う途中、鞍部で一瞬南アルプスの間ノ岳と北岳が姿を見せてくれた。
晴天予報の割には山頂はガスに巻かれて視界無し。今日は長期戦覚悟できたので、まずはお隣の金ケ岳に向かう。
茅ヶ岳山頂には3次元マップ。位置関係がよく分かります。茶色が茅ヶ岳で、右の白い山が富士山、下のシワが南アルプス、左手が八ヶ岳、上が奥秩父から奥多摩だ。
金ケ岳は茅ヶ岳よりも若干標高が高く(1,764m)、100m↓170m↑のアルバイト。向こうも時折りガスがかかり、展望は無いかもしれない。
金ケ岳に向う途中、鞍部で一瞬南アルプスの間ノ岳と北岳が姿を見せてくれた。
さらに甲斐駒ヶ岳も!やはり、暖かくなる昼前にはガスが晴れそうだ。
金ケ岳南峰。狭く見通しの悪い山頂だ。でも、ここは金ケ岳山頂では無い(少し先)事に気づかず引き返してしまった!
茅ヶ岳は相変わらずガスが巻いたり晴れたり。
帰りの鞍部では北東の奥秩父が晴れてきた!昨日登った金峰山と左手に瑞牆山、右手に大弛峠と国師ヶ岳。
茅ヶ岳山頂に戻ると少しずつ、見えてきた!南アルプス核心部。左から塩見岳、間ノ岳、北岳、鳳凰山、仙丈ヶ岳に甲斐駒ヶ岳。なんとも贅沢な眺めだ。
南アルプスは甲府盆地をはさみ、目と鼻の先にある。
南には富士山。同じ山梨県の山。
最後に姿を見せてくれたのがお隣の八ヶ岳。編笠(?)、赤岳から硫黄岳までクッキリ。
カップラーメン食べて、おにぎり食べて、滅多に持ってこないコーヒー淹れて、おやつのクッキーまで食べて今日の目的を達成。最初に茅ヶ岳山頂到着から3時間、最後に富士山に挨拶して下山した。
帰りは山頂にいらしたベテランご夫妻に勧められた尾根筋のコースを下った。確かに歩きやすく、南アルプスを眺めながら降れるよいコースでした。
今日の温泉は甲斐市の百楽泉にお世話になりました。百歳まで楽しく温泉に入ろう!今日の茅ヶ岳を正面に見ながら入るお湯は極楽極楽。これなら百歳まで行けそうです。
さて、茅ヶ岳は何故百名山ではないのか?やはり、名だたる名峰に囲まれて、少し見劣りするのかもしれません。違う地方であれば、十分資格有りではないでしょうか。北アルプスの雲の平で北アルプスの名峰を眺めるように、茅ヶ岳も南アルプス、八ヶ岳、富士山、秩父を眺める場所としては最高です。ここで奥秩父から登る初日の出と、富士山、八ヶ岳と南アルプスのモルゲンロートが見れたら最高でしょう!
百楽泉から見た茅ヶ岳(右)と金ケ岳
下手なビデオ↓
おまけ:
茅ヶ岳の位置関係。西に南アルプス、北に八ヶ岳、東に秩父、南に富士山です!