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日本一大きな村、奈良県南部の十津川村は、明治22年の豪雨で多くの土地が水没したのだそうです。そして2,600人の村人が北海道の石狩に移住、新十津川村を興したのでした。
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大雨で山の斜面が崩落し、川を堰き止め、家と田畑は沈み、湖がたくさん出来ました。
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Takは北海道でこの話は聞いて知っていましたし新十津川村も訪れたことがあります。今回は熊野に向かう旅の途中に、十津川村を訪れてみました。
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歴史民族資料館は、川と山に挟まれた平地の少ない十津川村らしく、役場前の山の斜面に建っていました。電柱後ろの細い階段が正式な入り口でびっくりです。
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訪れる人はほとんどいない資料館ですが、当時の水害と、新十津川村成立の歴史をキッチリ教えてくれました。紀伊半島は雨が多く、この雨に切り取られた急峻な谷と、そこに貼り付くように暮らす人々がいます。山青く、自然豊かですが、今の気候変動がこれからの暮らしに、どう影響するのか、心配です。
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実は、熊野本宮大社も、明治22年の豪雨による熊野川の氾濫でお社が流されたのだそうです。今は山側に移設され、元の場所には日本一大きな鳥居が建っています。ここは大峯奥駈道の起点(終点)でもあります。
安心な住処はありませんね。
ただ、北海道の新十津川というところはどうでしょう?Toshiが知る限りでも、
災害らしい災害があった報道の記憶がありません。
それでも、実際に新天地として選んで移住したときは、我々が知らない大変な
ご苦労が数多くあったことでしょう。
田んぼが広がる景色を眺めるとどこに居ても日本人を感じます。