芥川龍之介鑑賞 春の句2
初花の疎らに昼の曇りかな
病間や花に遅れて蜆汁
山藤や硫黄商ふ山の小屋
春雨の雨脚見えず海の上
冴返る燕の喉赤かりし
大寺は今日陽炎に棟上げぬ
糸桜かすかに昼の曇りかな
夕闇や枝垂桜のかなたより
花とぶや加茂の小路の夕日影
負うた子のあたま垂るるや初蛙
初花の疎らに昼の曇りかな
病間や花に遅れて蜆汁
山藤や硫黄商ふ山の小屋
春雨の雨脚見えず海の上
冴返る燕の喉赤かりし
大寺は今日陽炎に棟上げぬ
糸桜かすかに昼の曇りかな
夕闇や枝垂桜のかなたより
花とぶや加茂の小路の夕日影
負うた子のあたま垂るるや初蛙
疎らに昼の曇りかな
龍之介の措辞はなんとも憎い
花曇りといったら句にはならない(丈士)
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