3,4日前のニュース。
こういう科学技術の進化は素晴らしいと思う。一方で神経細胞再生という技術も進んでいるが、そちらが価値があるとかないとかではなく、色々選択肢がある方がいいだろう。色々なケースで一つの方法が適用できないことはよくあるだろうから。
朝日新聞デジタル:脊髄損傷でも手足動く新技術 人工回路、サル実験成功 - テック&サイエンス
Home/自然科学研究機構 生理学研究所
Frontiers | Restoration of upper limb movement via artificial corticospinal and musculospinal connections in a monkey with spinal cord injury | Frontiers in Neural Circuits
この話は実は私には人ごとでない。もう20年くらい前かな、直属ではないが、私の所属する部門の者が脊髄損傷の事故にあってしまったからだ。誰かににぶつけられたわけではない。自分で起こした事故。
この出来事は私の人生ですごく記憶に残っている。たまたま私が休日出勤している時、この事故の一報を受けた。当事者は私の直接の部下ではなかったが、たまたま連絡を受け、私はそのときの自分の上司にも連絡し、病院に搬送中というので休日出勤した帰りに病院へ行った。お母さんがおられて、下半身が感覚がないということで、ショックでかなり落胆している様子だった。
その後、脊髄損傷ということがわかり、本人とあった時、本人が嘆き悲しんだり一切せず、そのまま受け止めていて、全くいつもと変わらない様子、むしろ明るいくらいだった。これには本当に感動した。40年近く会社勤めをして、あるいは人生の中で一番感動した出来事だった。その彼に感動したし、彼を今でも尊敬している。そしてお母さんも、会社のカウンセラーに、彼の不自由は彼の個性だと理解すべきだと言われて救われたという話をされていた。カウンセラーもさすが!。
そして、彼はそれまで私の直属の部下ではなかったが、その後、いろいろな事情で私のグループのメンバーになり、直属の部下となった。
そんなわけで、人ごとではないというわけだ。
こういう科学技術の進化は素晴らしいと思う。一方で神経細胞再生という技術も進んでいるが、そちらが価値があるとかないとかではなく、色々選択肢がある方がいいだろう。色々なケースで一つの方法が適用できないことはよくあるだろうから。
朝日新聞デジタル:脊髄損傷でも手足動く新技術 人工回路、サル実験成功 - テック&サイエンス
【北上田剛】手足を動かすための脳からの電気信号を、脊髄(せきずい)の傷ついた部分を迂回(うかい)して伝える「人工神経接続」技術を開発したと、自然科学研究機構・生理学研究所(愛知県岡崎市)が発表した。
Home/自然科学研究機構 生理学研究所
傷ついた脊髄を人工的につないで手を自在に動かす「人工神経接続」技術を開発 [ 関連URL ]
Frontiers | Restoration of upper limb movement via artificial corticospinal and musculospinal connections in a monkey with spinal cord injury | Frontiers in Neural Circuits
この話は実は私には人ごとでない。もう20年くらい前かな、直属ではないが、私の所属する部門の者が脊髄損傷の事故にあってしまったからだ。誰かににぶつけられたわけではない。自分で起こした事故。
この出来事は私の人生ですごく記憶に残っている。たまたま私が休日出勤している時、この事故の一報を受けた。当事者は私の直接の部下ではなかったが、たまたま連絡を受け、私はそのときの自分の上司にも連絡し、病院に搬送中というので休日出勤した帰りに病院へ行った。お母さんがおられて、下半身が感覚がないということで、ショックでかなり落胆している様子だった。
その後、脊髄損傷ということがわかり、本人とあった時、本人が嘆き悲しんだり一切せず、そのまま受け止めていて、全くいつもと変わらない様子、むしろ明るいくらいだった。これには本当に感動した。40年近く会社勤めをして、あるいは人生の中で一番感動した出来事だった。その彼に感動したし、彼を今でも尊敬している。そしてお母さんも、会社のカウンセラーに、彼の不自由は彼の個性だと理解すべきだと言われて救われたという話をされていた。カウンセラーもさすが!。
そして、彼はそれまで私の直属の部下ではなかったが、その後、いろいろな事情で私のグループのメンバーになり、直属の部下となった。
そんなわけで、人ごとではないというわけだ。