今日の朝日新聞に以下の記事があった。日本からのコロナ論文は世界の戦士国の中でも少ないとのことだ。
「G7で最も少ない」日本からのコロナ論文 研究力は政策に影響も 11/5(土) 17:00配信 1512 コメント1512件 新型コロナウイルスの子どもへの感染について報告した論文 日本の新型コロナウイルスの研究が低調だ。日本からの関連の研究論文は数でも質でも、G7(主要7カ国)で3年連続で最下位の見通しだ。研究力の低下は、医薬品の開発や科学的知見にもとづいた政策判断を難しくする。政府の有識者会議(座長・永井良三自治医科大学長)が6月にまとめた報告書でも、重要な課題として指摘している。
これは、コロナが流行り出して6ヶ月から1年経った頃の感じていたこと、日本由来の新株はないというか、なぜ見つけられないんだ。南アフリカやインドなどで発見されるのに、日本で新株がないわけはないだろうと思っていたのに、その後2年経っても、日本株の発表はなく、変だな?、発見する能力がないということかと思っていた。どうもやはりそのようだ。
科学技術振興機構(JST)研究開発戦略センターの辻真博フェローによる調査では、国・地域別の新型コロナ関連の日本からの研究論文数は、2020年は1379本で16位、21年は3551本で14位、22年(5月時点)は1600本で12位。1位は3年連続で米国、2位と3位は中国と英国が入れ替わりながら順位を維持している。アジアでは他にインドが20年に5位で、以降も上位にとどまっている。 論文の数だけでなく質でみても、存在感は薄い。「ネイチャー」や「サイエンス」、「ランセット」、「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」、「米医師会雑誌」といった医学に関する著名な5誌に掲載された論文だけに絞ると、日本は20年に18位、21年に30位と下がった。
予算を獲得し、そのれを有効に使う人材あるいは組織ができないと、この状況は変わりそうもない。それこそ日本技術会議だかが動かないといけないのでは?今から動いてもあと10年くらいはこの状況は変わらないだろう。つまり次のパンデミックは、ここ数年のようにワクチンは海外のものに頼らなければいけないし、いつまで経っても感染者数は減らない、マスクははずせないということ。悲しい。
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