横浜市 孤立を防ぐ地域づくり特別委員会の開催

2014年02月09日 | Weblog
◎7日 孤立を防ぐ地域づくり特別委員会が開催をされました。



今年度は、孤立を防ぐ地域づくり特別委員会に所属をしており、7日に委員会が開催をされました。

これまで、この特別委員会では、地域のつながりづくりの課題として、孤立の多様化や世代間のニーズのズレ、近所づきあいの希薄化等があり、サポートする仕組みの一つとしての“民生委員”の現状や個人保護法との関係等を調査をしてきています。

東京都目黒区へは、民生委員のサポート体制の事例を視察実施。新潟市のふれあいサロンも視察させていただいたりしました。

今後、委員会としての報告をまとめる作業を行っていくことになります。



横浜市には、「横浜市地域の絆をはぐくみ、地域で支え合う社会の構築を促進する条例」が平成23年に議員提案により条例指定されています。この条例の目的は、地域活動の促進を図り、もって地域の絆をはぐくみ、地域で支え合う社会の構築を促進することを目的としています。

私は、こうした条例制定によるものの実効性をどう地域で発揮していくことができるかが、一番大切であると思っています。

常日頃の、顔が見える中での繋がりが、一番です。

地域に住む人々のつながりや人間関係のネットワークのような、ソーシャルキャピタルを日頃からどう育むかという点をはじめ、目には見えない「地域と社会を根底で支える人々の意思と生命力」こそが、重要な鍵を握るという事です。これは、第39回SGI記念提言での指摘です。



昨年9月、国連で「ミレニアム開発目標に関する特別イベント」が開催をされ、ミレニアム開発目標に続く新しい国際共通目標の制定に向けて、今年の9月から政府間交渉を開始、来年9月の首脳級サミットで採択されるとのスケジュールが決定しています。

SGI提言では、新しい国際共通目標の対象分野として、循環型社会の追及、防災・減災、人権、安全保障・軍縮、がこれまで掲げられてきていますが、今回そのリストに「世界市民教育の推進」の項目を盛り込むことが提唱されています。

・人類が直面する様々な問題への理解を深め、その原因に思いを馳せる過程を通じて、どんな困難な問題でも人間が引き起こしたものである限り、必ず解決することができる。との希望を互いに共有していくための教育。

・グローバルな危機が悪化する前に、それらの兆候が表れやすい足元の地域において、その意味を敏感に察知し、行動を起こしていくための力をエンパワーメントでひき出しながら、連帯して問題解決にあたることを促す教育。

・他の人々の苦しみを思いやる想像力と同苦の精神を育みながら、自国にとって悪影響や脅威を及ぼす恐れを常に忘れず、「他国の人々の犠牲上に、自国の幸福や繁栄を追い求めない」ことを共通の誓いに高め合うための教育。

人と人のつながりを、市民社会が主体となって、生涯学習の一環としてあらゆる機会を通じてすすめていく事。こうした取組みの継続が大切なことだと思っています。