「食べる 横浜」 隣の畑の野菜が今日の食卓に! 都市農業の魅力

2014年07月05日 | Weblog
横浜市は、4万3580ヘクタールの市域の中で、農地が3139ヘクタール。小松菜は全国1位の生産地です。

横浜 地産地消ガイドブック「食べる 横浜」という本を手にしました。(食べる横浜 制作委員会 編著)

地域生産、地域消費。「地産地消」。自分達が売らす街で作られた農産物を食べる。広大な農地と農家と370万人の胃袋へ、畑と台所の両輪は、農の横浜の底力で、まだまだ魅力ある潜在力があると思います。

街と畑が、道路一本を隔てて存在する横浜。食の魅力として、畑とレストランの「おいしい距離」もあります。地域限定、季節限定、期間限定等は、特別感を覚えます。

今では、地場の農産物のビジネスとしての価値に、多くの人が気づき、渦も大きくなりつつあります。ベイブリッジをくぐり外航船が港に。乗客や船員が見つめる先には、みなとみらいのビル。その顔たるホテルも地産地消の担い手で、開国がもたらした野菜と花の歴史も息づく、国際都市横浜は、都市農業「地産地消」の都市。

開港期の横浜で、トマト、レタス、キャベツ、ニンジン、イチゴ等は、日本で初めて栽培されたといいます。



私の住む神奈川区にも、菅田などで横浜キャベツが生産されています。横浜のキャベツの収穫量は1万2940トンで、全国約1800市町村中で第9位。

「食べる 横浜」の中では、何と“キャベツワイン”も紹介されています。キャベツでワイン!?。これは神奈川区や保土ヶ谷区で採れたキャベツのワインで、横浜国大と地元企業、農家が協力してつくったそうで、飲む前から楽しい雰囲気になります。



神奈川区には、市民の台所を支える横浜市中央卸売市場があり、本場では1日に約1300トンの青果が取り扱われているといいます。

人口約370万人に大都市でありながら、その中にしっかりとした畑と田んぼがあり、統計で把握できる野菜40品目の収穫量は市町村58位で、約4万9000トン。牛や豚、鶏もいて、パンジー弥シクラメンの花、ナシやブドウの果物もある横浜。

かけがえのない宝物に横浜は包まれています。