ケンのブログ

日々の雑感や日記

四月十一日

2018年04月11日 | 日記
今日も昨日に引き続き比較的暖かい日になっている。
坂本九さんの上を向いて歩こうとは逆に下を向いて歩くと
地面にも小さな花がいっぱいさいている。
だんだん春から初夏になっていくんだなと思う。
スーパーマーケットでは屋根より高い鯉のぼりと
早くも五月の節句の歌が流れている。
僕は鯉のぼりの歌は屋根より高い鯉のぼりよりも
いらかの波と雲の波の方が子供の頃から一貫して好きだった。
しかし、いらかの波と雲の波を流しているお店は
ほとんどない、というか僕の生活圏には
全くない。
残念だなと思う。
いらかの波と雲の波のほうがはるかに勇ましくて
男の子の節句にふさわしい歌のような気がするのだけれど。
きっと歌詞が文語調だからあまりお店ではかからないのだろうと
思ったりする。
先日隣の町の歌声サロンである歌を歌ったとき
先生が戦後に作られた口語の歌詞と戦前の文語の歌詞の
両方を提示された。
そして、文語の方がきりりとひきしまっていいと
思うんですけどねと先生はおっしゃった。
僕もその通りだと思った。
思うに今の子が文語がわからない上に
教える音楽の先生も文語の解説ができないという
状況が文語の唱歌 叙情歌の衰退につながっているのでは
ないだろうか。
音楽大学の入試科目に古文を必須にしたらどうかと思ったりする。