初夏の陽気

今日はちょっと暑いくらいで初夏の陽気となっている。
暑いくらいというかはっきりと暑い。
暑いというか蒸し暑い。いきなりこれだけ暑いとちょっとまいったなあという感じだ。
あるかたに「暑いですねえ」と話しかけると「蒸し暑いです」という返事が
返ってきた。
松屋に入るとさっそく冷房になっていた。
こういうお店の空調はきっと冷暖房がワンタッチできりかわるしくみに
なっているのだと思う。
まあ、牛丼やカレーを食べるのが基本の場所だし
そういうのを食べると暑くなるし、厨房で火は使っているし
混雑すると人いきれで暑くなるし冷房にきりかえられて
よかった。
そのような対応をしないと働く人もお客もしんどいという
状況になってしまう。
隣の町の市民交流センターの読書コーナーにいたら
僕と同じとしくらいのおじさんが来て
交流センターの係員に
「部屋が暑いんや。冷房にならんの？
私は前で話をしているけど、たってるだけで汗がでてくるんや」とおっしゃっていた。
きっと市民交流センターの一室を借りてセミナーかなんかの講師を
やっておられる方かもしれない。
こういう話を聞いた瞬間にふだん公民館や市民センターを
使いなれていない方だなというのはなんとなくわかる。
民間の施設と違ってそんなに利用者の思うように簡単に
冷房と暖房は切り替わらない。
センターの係員の方は
「冷暖房は一階で中央制御となっておりますので
もしよろしければ一階にお申し付けください」と答えておられた。
まあ、一階にいってもそんなにコロッと冷房には切り替わらないだろう。
今日は暑くてもまた天気が下り坂になれば
気温が下がるという予報もあると昨日タバコ屋のご主人が言ってられた。
場所になれておられないということで思い出したけれど
いつかウィーンフィルハーモニー管弦楽団のコンサートを
前から１２列目くらいできいたことがある。
僕はふだんはオーケストラは二階席か三階席で聞くのが
通例だけれどそのときのウィーンフィルのチケットは前のほうしか
取れなかったのでそこにした。
僕より２列くらい前、つまりステージから見て
前から１０列目くらいにすわっていたおじさんが
休憩時間に「後ろの方の楽器が見えんがな」とコンサートホールの係員に
文句を言っていた。
瞬間的にウィーンフィルということで名前につられて
チケットを買ったか、会社の偉い様でタダ券で来ている方だと
なんとなく想像がついた。
ふだんコンサートホールにいっていれば前から１０列目では
後ろの方の楽器が見えないことはあらかじめ想定できる。
その場合は個々の弦楽奏者の動きに注目するとか
また別の楽しみ方がある。
僕の自宅近所の桜は一日一日葉桜の色合いが濃くなってきている。
ピンクの桜から葉桜へ移行していく過程をみるのも楽しみのひとつではないかと思う。