ケンのブログ

日々の雑感や日記

コロナウイルスの感染拡大

2020年02月09日 | 日記
コロナウイルスによる新型肺炎の流行で北京の駅にはほとんど人がいない。その写真が僕がとっている新聞に掲載されている。本当に鉄道のストライキが予告どおりあった日のように駅には人がいない。
普通なら旧正月明けで人が戻ってきて駅は賑わっているという。不遜な話かもしれないけれど僕はこういうときの駅が割と好きだったりする。


昔、村上春樹さんがストライキの日は好きだった。というようなことをエッセイに書いておられた。

僕もそんなところがある。いつもとは違った風景って心惹かれるものがある。いつかロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団が来日したとき台風が大阪に襲来した。

チケットを買いそびれていた僕は、こんな日ならキャンセルのチケットも出るだろうし当日券はかなりの確率でゲットできるかもと思ってフェスティバルホールに行ったら台風による交通機関の乱れをコンサートの主催者が予測してコンサートそのものが中止になっていた。

コンサート当日なのにひっそりとしたフェスティバルホール。それはこんな台風の日ならコンサートは中止になるだろう。コンサートに台風で来られなかった人のクレームが出ることは必至だから。

じぶんのアホさ加減にあきれつつもコンサート当日なのに人がほとんどいないフェスティバルホールの風景はなんだか僕にはなんとも言えず魅力的なものに思えた。

そこにロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団のポスターがいっぱい貼ってあり照明もこうこうとついているのに人がほとんどいないフェスティバルホールはなんか僕にとっては思い出の光景の一つだ。

そのフェスティバルホールも今は新しく建て替えられたけれど、昔のホールも懐かしいなと思う

コロナウイルスを侮ってはいけないと思うけれど過度におそれるのもまた良くないようにも思う。
いつか征さんというかたが東北で震災があったとき、放射能何ミリシーベルトという情報にパニックになって遠くの地方まで逃げていく方がいるけれど、そんな人がスマホを肌身はなさず持っているのはわけがわからないという趣旨のことをなにかに書いておられた。

実際にあのときは九州あたりまで逃げていって、そこで行き場もなくかえって危険な目にあった人もいたわけだし、、、。

スマホの電磁波に敏感な征さんらしい話だと思う。

つい数日前もアメリカでは銃乱射事件があると銃の問題が話題になるけれど、銃で自殺する人は銃乱射事件で死ぬ人と比較にならないほど多いということがある記事に書いてあった。

今日、お茶会に行ったら茶道具屋の奥さんがコロナウイルスでみんな気をつけるから今年はインフルエンザにかかるひとが少ないらしいと言っていた。ありがちな話だと思う。

こういうときに旅行などの判断はどうしたらいいのかとネットでいろいろ検索をかけてみると旅行保険の宣伝サイトばかり出てくる。

ネットに情報を頼る時代の危うさを見る思いがする。

こういうときの情報は僕は関係省庁、つまり厚生労働省とか外務省とかそういうところのものを一番信頼するというか重視するべきなのだと思う。

征さんの情報収集の仕方も関係省庁にあたるというものだったなと思い出す。