ケンのブログ

日々の雑感や日記

やっぱり気の毒

2020年02月01日 | 日記
2,3日前に浜村淳さんがパーソナリティを務めるラジオを聞いていた。北海道のあるスキー場で立ち入り禁止区域でスキーをしていた人が雪崩に巻き込まれてなくなったという話題が出た。

話が進んでいくうちにアシスタントの人たちの論調が立入禁止のところにいくからそういう目にあうんやという方向に進んでいった。

そのとき浜村さんが「まあ、そうはいうもののやっぱりなくなった方は気の毒でっせ」と言った。僕もそれを聞いたときまったくそのとおりと思った。

僕も北海道の然別湖という湖でボートを漕いでいて気がつくと湖の中之島まで行ってしまっていた。

そのとき北海道には台風が来ていてボートが中之島近辺にいるときに湖の波が急に高くなってきた。

北海道には台風はこないと当時の僕は思っていたから天気予報のチェックもおろそかになっていた。

手漕ぎボートの操作が波で妨げられこれはまずいなと思っているときに湖の遊覧船の船長が声をかけてくれてレスキューのモーターボートを出してくれてそれで岸まで引っ張ってもらった。

あのときは本当に助かったと思った。特に中之島まで行くことが禁止になっていたわけではないけれど通常手漕ぎボートは中之島までいくことなど想定していない。今から思うとあのときはまずいことをしたなと思う。

そして雪崩でなくなった方はやっぱり気の毒だと思う。

でもここ数日スキー場のコース外で雪崩にあっってなくなった方はなぜかヨーロッパ人が多い。

いつか大学の先生が日本で立入禁止と書いてあるような危険な崖の道にアメリカでは
“”go at your own risk” (自分自身で危険を引き受けて行け)と書いてあるとおっしゃっていた。

日本人は概して立入禁止の制限は守る国民だと思うけれど欧米はちょっと考え方が違うのだろうかとも思う。

外国の人が日本でなくなるとその家族の方には、私の愛する家族は日本でなくなったという思いが残ることになると思う。それを思うとなんとなくちょっとつらいなと感じる。

京都では観光公害という言葉ができていてそれは事実だと思うけれど、日本にいらした方にはなるべくいい思い出をつくって帰っていただきたいという気持ちもある。僕も海外旅行をしたときのいい思い出は今でも心に残っているから。