ケンのブログ

日々の雑感や日記

蒸し暑い日々

2021年06月16日 | 日記
電車に乗っていたら、車内アナウンスが流れた。

「皆様、一つのドアに固まらないように、すいたドアからご乗車頂きますようお願いいたします。電車はまもなく山下駅に到着いたします」と車掌さんが言った。

“”一つのドアに固まらないように“”という言い方の声のトーンが、密になるのは避けてくださいと言いたげなトーンだった。

その声のトーンで、ああ、車掌さんも、ちょっとカリカリ来ているんだろうなと僕はぼんやり考えていた。

すると、次の瞬間に、年配の男の人が「まもなく山下駅か、そんなこと言われんでも、わかっとるわ。次は山下か、わかっとるわ、山下やろう」と何回か繰り返して言いながら車内を歩いた。

※山下駅というのは僕が適当に考えた名前です。

何日か前に、地下鉄で、サザンオールスターズの、「いとしのエリー」のサビのところを繰り返し車内で歌っていたおじさんがいた。

けれど、歌のメロディが正確だった。

本当に、頭に来てしまっていたら、メロディを正確に歌うことはできない。

僕は怖いと思いながらも、これは大丈夫と思っていた。

まあカレーの辛さで言ったら1辛かせいぜい2辛程度のものだろうと思った。

でも、今日、おじさんが「次は、山下か、そんなことわかっとるわい」と何回か車内を歩きながら言ったときは、いやあ、これは2辛か3辛 くらいの怖さだなと思った。

少なくとも、電車を降りて、駅員の方に、伝えようかどうか迷う程度の怖さだった。

「注意をうながす車内アナウンスも、声のトーンとか言い方を柔らかくしないと逆に危険かも、、、」と駅員の人に伝えようと思ったけれど、やめた。

最近、駅員の方も、改札口のところに立って、ご乗車ありがとうございます などど挨拶している場合も多い。

治安のことも考えてみんなの気持ちをほぐそうとしてやっておられるのだろうと思う。

まあ、お客様相談センターなどへのいろんな苦情を考慮して、考えておられるだろうから、駅員の方に伝えるだけおせっかいと思ってやめた。

ところが、そんなふうに考えていると、改札を出たところの緑電話の上に、住所などいっぱい書いてある手帳が置き忘れてあった。

これは、高価なものではないけれど、持ち主にとっては、高価な品よりも大切なもの。

もう、速攻で駅員の方に届けた。

駅員の方に、アナウンスの話をしようと思っていたときに、別件で駅員の方に手帳を届けることになるのも、なにか、ちょっとしたタイミングのご縁かなと思ったりする。

しかし、比較的、上からのお達しには従順な日本人。

ワクチンも、それは会社で接種となると、僕も自分が会社に勤めていた頃の気持ちを思い出すと、もう、これは、自分の体質とワクチンとの相性とかそんなことろくに考えず、ままよと思って接種するとおもう。

部長も、課長も、主任も、接種しているのに自分だけ接種しないわけにはいかないと考えてしまう。

そして、大企業から、接種していけば、中小企業はこれにならう。

もう、そういう流れになるんだなということは僕なりになんとなくわかるように思う。

しかし、オリンピック。

いろんな国から人が集まる。国によって価値観は違う。

コロナに感染しないための規則を、厳格にしすぎると、選手と、大会関係者の間でトラブルが起きないか、また、それによって、日本と諸外国の関係が悪化しないか、不安はつのるけれど、まあ、権限のないものは成り行きにまかせるしかない。

無事でありますようにとそれを願っている。

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家の 近所を歩いていると、アジサイではないけれど、真ん中あたりが、小ぶりのアジサイのようで、その周りに、また、小さい朝顔のような花が4つか5つくらい咲いているようなとても印象的な花がある。

葉も、すっとしていて、きれいだし。

なんだろう、植物図鑑ももってないしなあ とここ数日思っていた。

ちょっと思い立って、ネットで6月の花と入れて、画像検索してみると ガクアジサイであることがわかった。

いやあ、普通のあじさいとは一味違う、なんとも不思議な魅力を持った花だなと思う。

それはともかく、一日いちにち無事に過ごせますように、それを第一に願っていきたい。