二ヶ月くらい前に、ドアの下にタブレットを置いておいた。
ドアの下にタブレットを置いていることを忘れて、勢いよくドアをあけたら、ドアの下部と床の間にタブレットがはさまる形になって、タブレットの画面にヒビがはいってしまった。
修理に行こうと思ったけれど、いろいろコロナでお店も不規則営業だし、と思って我慢していた。
ヒビが入った画面にはセロテープを貼ってなんとかしのいでいたのだけれど、だんだんタブレットの反応する速度が遅くなってきた。
コロナで在宅ワークとかでみんなネットを使うので、そのせいで反応が遅いのかもしれないなどど、専門家の方から見たらアホらしいような、推測をしながらも、でも、やっぱり、反応が遅いのはヒビが入ったせいだろうと思った。
反応も。ヒビが入った直後から急に遅くなったというよりも、少しずつ遅くなってくるという感じだった。
でも僕が電車の中などで、タブレットの反応が遅いなあと思って、指で画面をツンツンしていたりすると、隣の若い男の子の顔が少しにやけていたりとか、タブレットでの作業の効率がどんどん悪くなっていくのでこれは、と思った。
緊急事態明けとか言っているといつのことになるかもわからないし、とりあえず、今は、タブレットの直営店も平日20時まではやっているということを確認したので、思い切って行ってきた。
かかりの方は、代替機があれば、修理をお受け付けできますと言って、代替機があるか確認してくださったらあった。
よかった。
前回、調子が悪くなったときは、代替機が戻ってくるまで何日か待ったので。
さすがにコロナの影響か、お店に電話しても出ないので (会社の先輩が「嫁に電話しても出んわ」というオヤジギャグを得意にしていたことを思い出す)アントニオ猪木ではないけれど「行けばわかるさ」と思って行ったら修理はとりあえず受け付けてくださって代替機もいただけた。
パスワードなどを書いたノートを持っていったので、かかりの方と確認しながら、よく使うアプリを選んで代替機にインストールした。
メモを持っていってよかった。
ただ、一部、自分で書いた字が自分で読めないなどの、ハプニングもあり、ちょっとてこずったこともあったけれど、おかげでアプリの移行はなんとか大丈夫だった。
ただ、こういう、代替機とか、そういうスマホで言うと機種変更に当たるような場面に遭遇すると、本当に、あまりにもアプリに頼りすぎた生活になってしまうと機種変更のときに、緊張するなと思うし、これから老眼など進んでいくことを考えると、やはり、アプリに頼りすぎということに気をつけなければと個人的にはそう思った。
ショップのかかりの方も、紙に書いておくことの大切さというような感じのことを少しだけ話しておられた。
(立場上、たくさん話すことはできないのだと思う)
新聞には、日本はデジタル化の勢いということでは、新興国にも負ける様相で、欧米に追いつけ追い越せの時代の気概がないのではないかというようなことが書いてあった。
それを読みながら、でも、新興国と、日本と、人口構成もきっと違うだろうし(日本の高齢人口比の高さを見るとそう思う)、新興国にも負けるとか嘆いたり、欧米に追いつけ追い越せということを目指す時代でもないのではないかとぼんやり考えていた。
しかし、一方で困ったことがあって、ネットで調べてもわからない、あるいはもう目がぼやけて、ネットで調べるのが面倒というときにコールセンターに電話をしても、案外頼りにならないということも多いし、、、。
本当に、こんな書き方して申し訳ないけれど、ちょっとコールセンターのお姉さんに、的外れの質問をすると、迷惑電話撃退のときのような勢いの口調で、そういうことはこちらでは存じ上げません と言ってくる方もいる。
そういうときはガクッと来てしまう。
もう日本中がコロナでカリカリきているのかもしれない。
本当に、無口で余計なおべんちゃらなど言わなくても、ありがとう、申し訳ありません、だけでも言う習慣にしたら、随分、人間関係が、やわらかくなるように思うのだけれど、、、。
いつか、自分の知りたい電話番号が、ネットに出ていなくて、それで、会社名を検索して、会社のサイトの会社概要の欄を見たら電話番号が見つかったということがあった。
それで、電話してたすかったということもあった。
あのときは、会社概要を見るということを思いついて本当にラッキーと思った。
でも、いつも会社概要に書いてあるとは限らないし、本当に、最後はなるようにしかならない。
それでも、その場で工夫してなんとか助けを求めるという気持ちだけは大切にしたいと思う。
今日、ハンカチを忘れて、100円ショップで買って、すぐに使いたかったので
レジのお姉さんにそのハンカチを見せながら「これシールですか。ここのシール剥がしたら、すぐに使えるんかな? 僕、老眼やから」と言ったら、お姉さん ニーっと笑ってうなずいてくれた。
やっぱりニーっと笑ってもらえるとちょっとうれしい。
それはともかく、一日いちにち無事にすごせますように、それを第一に願っていきたい。