地方紙のおもしろ川柳を読んでいると、これは地方紙だから載せられる、全国紙だと何かと問題があって載せられないだろうなというものが結構ある。
例えばこんな川柳
“”大変だ登山の天敵大便だ“”
本当に途中で大問題を起こしてウンが悪いとか言わないように気を付けなければと思うけれど これだけは途中で急にということもあるから、、、、。
こういう川柳を読んでいると、概して田舎の人は子供のころの気持ちそのままに大人になっている人が都会に比べると多いからこのような発想の句が生まれると思う。
まあ、全国紙にこんな句はちょっと載せられないような気がする。
またこんな川柳が
“”さあやるか 昼からやるか もう5時か“”
まあね、これも仲間内で言っている冗談をそのまま句にしたような感じが出ている。
でも よくある話だけれど。
こんなのもあった
“”セクハラと騒ぐわりには男好き“”
まあ、そうかもしれないけれど。本当にセクハラで深く悩んでいる人は、なかなか口には出せず、相談する人もなかなかいなくて じっと耐えている場合が多い。
そのことを思うととても全国紙に出せる句ではないような気がする。
“”夢の中 妻に言えない人と会い“”
これは全国紙にも出せるかもしれない。ありがちな話と思うけれど、僕は起きてもまだ記憶しているような夢をあまり見ない。
見る人は見るらしいけれど、、、。
そういえばドリカムの歌で“”ねえ せめて 夢で会いたいと 思う夜に限って 一度も 出てきてはくれないね“”というのがあった。
まあ、夢の中ででも会いたいと思ってもらえた人は幸せと思うけれど。
これとは逆のパターンで岐阜県民謡郡上節の歌詞の一節にこんなのがある
“”それでも 浮気の やまないときは 長十郎の芝居じゃないが 行燈の陰から
ヒュヒュラヒュッと 化けてでる“”
本当に、化けで出てこられたら怖いから勘弁してほしいと思う。
でも 浮気をされたときは 化けて出てやるわ くらいの根性で無茶苦茶やってやった方が案外解決につながることもあったりして、、、。
浮気現場までこっそりつけていって、急にバアーと言って出てやるとか、、、。
逆に、浮気なんか大したことないよ 気にするな という意味をこめていると思うけれど
同じ郡上節にこのような歌詞がある
“”浮気男と 茶釜の水は 沸くもはやいが 冷めやすい“”
まあ、ありがちな話だけれど、浮気されたらそんなのんきなことは言ってられないですよね。
川柳の話が結局は歌の歌詞で終わってしまった。