おじぃの独り言

セミリタイアして第二の人生をエンジョイするおじぃの備忘録です。

2025沖縄の旅 酒甕探しの旅②沖縄の焼物(やちむん)の聖地「やちむんの里」

2025-01-20 06:26:29 | 旅行

「やちむんの里」は戦後、読谷村はそのほとんどを基地として占領されてしまいましたが、1972年の沖縄の本土復帰もあってその一部が返還されました。基地の跡地の活用法として「やちむんの里プロジェクト」が実施され、壺屋焼きで有名な人間国宝の故 金城次郎さんがこの地に窯を移し、また、1980年には沖縄県立芸大の学長も務めた大嶺寶清さんをはじめ、山田真萬さん、玉元輝政さん、金城明光さんの4人が共同で「読谷山窯」を開窯するなど、多くの窯元が集まってきたのです。

沖縄本島中部に位置する読谷村は、70以上の陶房が集結するやちむん(沖縄の方言で焼物のこと)の聖地。

そんな読谷村の山あいにある「やちむんの里」は、19の個性豊かな工房やギャラリーが軒を連ねる工芸の村です。

やちむんの里を進むと道の真ん中に三角屋根の赤レンガの建物「読谷山窯共同売店」があります。

「読谷山窯共同売店」は、読谷山焼窯で共同制作する大嶺實清(じっせい)さん、山田真萬(しんまん)さん、玉元輝政さん、金城明光さん、各工房のやちむんが集まる直売所です。

そしてその奥に「やちむんの里」のシンボルでもある赤瓦の登り窯「読谷山焼窯」があります。

登り窯とは、傾斜を利用して、階段状に焼成室を築いた窯の一種で、最下層にある焚口(たきぐち)で薪を燃やすと、炎がだんだんと上へ登り、熱が全体に行き渡るようになっています。最前部で火を焚き、下から順に焼き上げていく窯です。

「読谷山焼窯」は1980年に大嶺實清さん、山田真萬さん、玉元輝政さん、金城明光さんの名工4名が築いた共同の登り窯です。9つの窯が連なる雄大な姿は圧巻です。

「読谷山焼窯」の 火入れは、3の倍数月の3・6・9・12月に行われています。

更に奥に進むと、沖縄県内で最大とされる登り窯「北窯」が見えてきます。こちらは、1992年に4人の陶芸家が立ち上げた13連房の大窯です。

木の陰で見えにくですが、北窯の屋根が見ます。

続く、、、

 

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