おじぃの独り言

セミリタイアして第二の人生をエンジョイするおじぃの備忘録です。

2025沖縄の旅 酒甕探しの旅⑤「Hotelむら咲むら」から読谷村の景色

2025-01-29 06:17:05 | 旅行

酒甕探しの沖縄の旅で読谷村を訪れましたが、お泊りは「Hotelむら咲むら」です。さとうきびの緑と海の青に囲まれた、琉球赤瓦屋根の落ち着いた雰囲気のホテルです。もともとNHK大河ドラマ「琉球の風」のオープンセットとして作られたこの場所は、現在では101種類もの豊富な体験メニューを提供する体験型観光施設として生まれ変わりました。

「むら咲むら」は、華やかな王朝時代を築いた15世紀頃の首里城周辺の武家屋敷や那覇の町並みを再現した体験テーマパーク。伝統工芸の吹きガラスや焼物、花織り、紅型、シーサー作りはもちろん、キャンドルアートや大人気のとんぼ玉アクセサリー作り、乗馬、ゴーカートなど1日中楽しめる充実の体験が勢揃い。また園内にはホテルや食事処、銭湯もあり時間を気にせず楽しむ事もできます。

園内には、15世紀の琉球王国時代の町並みが見事に再現されています。赤瓦の屋根が特徴的な家屋や、石畳が敷かれた小道、そして琉球松やデイゴの木々が立ち並び、沖縄の伝統的な風景が広がっています。

Hotelの部屋は、全部屋靴を脱いで利用できる和洋室となっています。

ルーム№は沖縄独特の名字を表札風に仕上げています。​宿泊期間は沖縄地元住民の仲間入りですねぇ。

夕方、Hotelのベランダからは、東シナ海に沈む夕日を望めます。

日の入り前の金色に輝く海は、とても神秘的です。

又、ベランダの目の前には、収穫期を迎えた緑が眩しいさとうきび畑が広がります。

海と反対側のホテルの東側には、読谷村の中心部の街が見えます。

いよいよ東シナ海に沈む日の入りが始まりました。

今度は空全体がオレンジ色に変わり、ロマンチックになってきました。何とも言えない綺麗な夕日です。

この日は雲の中に沈んで行きました。

続く、、、

 

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2025沖縄の旅 酒甕探しの旅④読谷村の散策(1)楚辺の唄碑 艦砲ぬ喰え残さー之碑

2025-01-26 07:50:03 | 旅行

沖縄本島中部の読谷村は、米軍が最初に上陸した場所で沖縄戦の戦跡がたくさんあります。中でも有名なのが、沖縄戦で家族を失った悲しみを歌った「艦砲ぬ喰ぇー残さー」の歌碑です。

「艦砲ぬ喰ぇー残さー」の歌碑は、沖縄戦で家族を失った悲しみを歌った沖縄民謡の名曲「艦砲ぬ喰ぇー残さー」の歌碑の作詞作曲した比嘉恒敏さんの出身地、読谷村楚辺ユーバンタ内に建てられた唄碑です。

「艦砲ぬ喰ぇー残さー」の唄は、恒敏さんの娘4人でつくるコーラスユニット「でいご娘」の皆さんにより歌われ、広まりました。「艦砲ぬ喰ぇー残さー」は、笑いを誘う歌詞や軽快なリズムの中に、家族を失った悲しみや平和を願う心を歌い、多くの人の共感を呼びました。

「艦砲ぬ喰ぇ残さー」は「艦砲射撃の食い残し」の意味で艦砲射撃を生き残った人を食い残しと表現しているそうです。

そして近くには「ユーバンタの浜」があります。「ユーバンタの浜」は、閑静な住宅街の中にポツンとあるビーチです。

地元の家族連れや友達・カップル同士がのんびりと過ごすような場所で、観光客はほとんどいない穴場スポットとなっています。

白い砂浜と透明度の高い海も魅力的ですが、砂浜にある大きな岩場が特徴的でとても綺麗です。

このビーチはサンセットも綺麗なので、夕日を目的に訪れるのも良いでしょう。

また、海辺には綺麗に整備された「ユーバンタ」公園があり、トイレや東屋、遊歩道〜遊具があり、家族連れには特に嬉しい穴場ビーチです。

海岸に突き出た半島には、波打ち際ぎりぎりの所に造られた洞窟陣地があります。読谷村の戦跡です。

陣地は海蝕洞窟を利用して構築されていますが、海に面した前面は積み石で囲み一部はコンクリート壁となっており、左右に銃眼が残っています。この洞窟陣地はアメリカ軍上陸に際して使われたような様子はないようです。

洞窟陣地の裏には「楚辺ビーチ」があります。「ユーバンタの浜」と似て「楚辺ビーチ」も、人が少なくて静かな隠れ家的ビーチです。真っ白な砂浜と透明度の高い美しい海が、訪れる人々を癒してくれます。観光地化されておらず、住宅街の中にポツンとあるようなビーチなので、混雑を避けたい人には特におすすめです。

続く、、、

 

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2025沖縄の旅 酒甕探しの旅③残波焼、美ら海窯、泡盛専門店かーみや

2025-01-23 08:29:56 | 旅行

沖縄の酒甕探しの旅は、読谷村の村の工房を巡ります。先ずは「残波焼」の工房です。

「残波焼」の工房は、沖縄県読谷村字宇座51番地にあります。

「残波焼」はあずき色の独特の赤は読谷村の土ならではの色で、釉薬を使わずざらりとした肌触りからも土本来の力強さとあたたかみが感じられます。

壺などを主に作陶し、観賞用としての需要が高い様です。

優しい眼差を作品から己に注がれているような奇妙な感覚です。

続いて「美ら海窯」、沖縄県読谷村字長浜98番地にあり、県立芸大を卒業後、栃木県烏山市の瀧田項一氏のもとで磁器を師事し再び沖縄に戻りヤチムンを作陶。現在は焼き締めの作品に注力し、焼き締め専用の窯で主には壺、そして雑器を作陶しています。

そして最後は「泡盛専門店かーみや」さん、恩納村の地酒『萬座』を中心に琉球泡盛の販売をおこなっている泡盛販売店です。恩納村にある「おんなの駅なかぬくい市場」にある泡盛専門店です。

こちらのお勧めの泡盛は、海底熟成泡盛 「珊瑚の海」720ml 40度 3年古酒 1本 化粧箱入り(海底貯蔵1年物)です。保存に環境の良い海底で育てた泡盛で3年経過して古酒になっています。

「かーみや」には「萬座」をはじめ、店主の平野さんがこだわって選び抜いたおいしい泡盛が揃っているので、どんな泡盛が良いかわからないという方にはぜひ立ち寄ってほしいスポットです。

旨い泡盛を追い求める平野さんと酒造所がコラボレーションしたオリジナル商品がいくつもあり、その多くはここでしか買えないもの。他のお店にはない珍しい商品は、見ているだけでも楽しいものばかりです。

続く、、、

 

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2025沖縄の旅 酒甕探しの旅②沖縄の焼物(やちむん)の聖地「やちむんの里」

2025-01-20 06:26:29 | 旅行

「やちむんの里」は戦後、読谷村はそのほとんどを基地として占領されてしまいましたが、1972年の沖縄の本土復帰もあってその一部が返還されました。基地の跡地の活用法として「やちむんの里プロジェクト」が実施され、壺屋焼きで有名な人間国宝の故 金城次郎さんがこの地に窯を移し、また、1980年には沖縄県立芸大の学長も務めた大嶺寶清さんをはじめ、山田真萬さん、玉元輝政さん、金城明光さんの4人が共同で「読谷山窯」を開窯するなど、多くの窯元が集まってきたのです。

沖縄本島中部に位置する読谷村は、70以上の陶房が集結するやちむん(沖縄の方言で焼物のこと)の聖地。

そんな読谷村の山あいにある「やちむんの里」は、19の個性豊かな工房やギャラリーが軒を連ねる工芸の村です。

やちむんの里を進むと道の真ん中に三角屋根の赤レンガの建物「読谷山窯共同売店」があります。

「読谷山窯共同売店」は、読谷山焼窯で共同制作する大嶺實清(じっせい)さん、山田真萬(しんまん)さん、玉元輝政さん、金城明光さん、各工房のやちむんが集まる直売所です。

そしてその奥に「やちむんの里」のシンボルでもある赤瓦の登り窯「読谷山焼窯」があります。

登り窯とは、傾斜を利用して、階段状に焼成室を築いた窯の一種で、最下層にある焚口(たきぐち)で薪を燃やすと、炎がだんだんと上へ登り、熱が全体に行き渡るようになっています。最前部で火を焚き、下から順に焼き上げていく窯です。

「読谷山焼窯」は1980年に大嶺實清さん、山田真萬さん、玉元輝政さん、金城明光さんの名工4名が築いた共同の登り窯です。9つの窯が連なる雄大な姿は圧巻です。

「読谷山焼窯」の 火入れは、3の倍数月の3・6・9・12月に行われています。

更に奥に進むと、沖縄県内で最大とされる登り窯「北窯」が見えてきます。こちらは、1992年に4人の陶芸家が立ち上げた13連房の大窯です。

木の陰で見えにくですが、北窯の屋根が見ます。

続く、、、

 

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2025沖縄の旅 酒甕探しの旅 ①陶眞窯(とうしんがま)と荒焼の第一人者の榮用窯

2025-01-17 05:58:13 | 旅行

久しぶりに沖縄の旅を紹介します。コロナ禍以降の旅で泡盛の古酒造り用の酒甕を探しに沖縄本島中部の読谷村に行って来ました。

先ずは、沖縄のやきもの(やちむん)の産地の一つである読谷村の「やちむんの里」から近い場所にある『陶眞窯(とうしんがま)』です。

沖縄でも屈指の、大きなやちむんの工房、『陶眞窯』。窯主である相馬正和さんは壺屋焼の窯元で修業後、1975年恩納村に登り窯を築き独立。1978年から読谷村座喜味に腰を据え、現在では10余名もの職人がいます。

『陶眞窯』の酒甕は、土は沖縄産の赤土をメインに焼締まりを良くするため、荒焼土などを数パーセント配合する事と、最上部のみ1230度で焼き上げる事で、品質を保っており、「久米島の久米仙」「瑞泉酒造」「崎山酒造」などの泡盛メーカーと取引しています。

『陶眞窯』では、工房で器づくりが体験できるほか、併設されている「やちむん&カフェ群青」で気に入った器を購入することもできます。優美なタッチで描かれた唐草柄のお皿やカップ、お茶碗、泡盛(古酒)用の酒壺作り、シーサーや琉球南蛮(荒焼)など多岐にわたり幅広くやちむんに出会えます。

酒甕には、『陶眞窯』独特の魚紋や盛龍の甕があります。

盛龍は、壺屋の伝統技術「タックァーサー」(はりつけ)を使って職人の手でひとつひとつ立体的に仕上げた一品です。この酒甕は見事な盛龍で¥189,000でした。

盛龍は古くは中国から伝わったとされ、首里城などでも各所に置かれている縁起の良いものです。

続いて「榮用窯(えいようかま)」です。県内で唯一、壺屋荒焼の伝統と技術を継承しながら、釉薬なしで自らの登り窯で焼き締めたシーサーや酒甕を造っています。土は読谷村と那覇市のものを独自にブレンド。力強さと独特の色味があると言われています。

壺屋焼の伝統を守る荒焼の第一人者で現代の名工の新垣榮用さん(あらかき・えいよう)さんが造った工房ですが、2023年に、誤嚥(ごえん)性肺炎のため那覇市の病院で亡くなっています。訪問時の工房はひっそり門が閉ざされていました。

榮用さんは登り窯にこだわり、那覇市首里石嶺町に窯を構えた後、読谷村座喜味に移っています。数多くの受賞歴があり、1996年に大がめ類や手ひねりでのシーサー制作の技術が認められ、現代の名工に選ばれました。99年に黄綬褒章を受章。NHK大河ドラマ「琉球の風」撮影用の作品や那覇空港のシーサーなども手がけています。

ご冥福をお祈りいたします。

 

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