おじぃの独り言

セミリタイアして第二の人生をエンジョイするおじぃの備忘録です。

世界遺産候補の『頭ヶ島天主堂』@中通島

2016-02-28 00:27:32 | 旅行
上五島中通島に繋がる『頭ヶ島』には鉄川与助が設計・施工した世界遺産候補の『頭ヶ島天主堂』があります。ロマネスク調で西日本唯一の石造教会堂は重厚な外観を持ち、華やいだ内部に特徴があり、現在国の重要文化財になっています。

歴史をみると

1869年(明治2年)頃 - キリシタン迫害を逃れ、中通島の鯛ノ浦の潜伏キリシタンが無人島だった頭ヶ島に移住
1887年(明治20年) - カトリックに復帰した信徒たちにより初代の聖堂建設
1919年(大正8年) - 1910年(明治43年)の着工から10年を費やし、現聖堂が完成

となっています。100年以上前に建てられた歴史ある貴重な天主堂なんですねぇ。



『頭ヶ島天主堂』へは有川港から1日3本『西肥バス』の定期便があります。途中には五島の素晴らしい景色を望めます。



遠くには『五島列島リゾートハテルマルガリータ』も見えます。『マルガリータ』は山のくぼみの高台にあり、東と西の海を見えたのですねぇ。



アップダウンの道を通り、ようやく『頭ヶ島天主堂』に到着しました。こちらが天主堂へのアプローチで、さすが世界遺産を狙っていてよく整備されています。



天主堂のわきには、キリシタンの拷問に使われた石が展示されています。



奥にはマリア像やカトリックに復活した時のレリーフが置かれています。



天主堂の内部は船底をイメージした天井で、新上五島町花の椿を模した花装飾が入れられ珍しい造りをしています。



ステンドグラスにも花の椿が模されています。



天主堂の前は海へと開けており、人里離れた島への物資輸送は海上を利用していた様です。



又、海辺には日本の墓地の石碑の上に十字架を添えられた『キリシタン墓地』があり、海を眺めています。



『頭ヶ島天主堂』は、キリシタン迫害の厳しさと信仰の強さが伝わってくる場所であり、後世に伝えるためにも是非世界遺産に登録したいものです。


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源泉掛け流し『マルガリータスパ』

2016-02-26 00:05:53 | 旅行
『マルガリータ』には源泉掛け流しの温泉があります。刺激の少ない単純温泉で、湯量の豊富な自家源泉かけ流しは、スパだけの日帰り利用も可能です。
又、露天風呂から東側と西側の両方の海を眺めることができて、温泉に浸かりながら素晴らしい景色を楽しめます。


温泉への入口は大人の雰囲気のらしいアプローチです。



大きな鏡のあるパウダールームは、ウッディー感覚でとても清潔感があります。



広い洗い場は石造りで重厚感があり寛げます。



こちらは東側の湯船です。室内風呂ですが、ベランダがありここから五島列島の島影の素晴らしい景色を望めます。



こちらは西側の湯船です。屋根付きの露天風呂で遠くに東シナ海の水平線を眺められます。



温泉のあとは、五島列島の海を眺めれるメディテーションデッキで寛げます。五島列島の景色を堪能しながらまったりです。



『五島列島リゾートホテルマルガリータ』は落ち着いた大人の雰囲気、スタッフのホスピタリティ、やさしいイタリアン料理、そして源泉かけ流しの温泉と高台からの景色、コストパフォーマンスもよく、また来たい!、もっと泊まりたい! 気持ちになるオススメのリゾートホテルでした。

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お楽しみの『マルガリータ』のお食事

2016-02-24 05:36:41 | 旅行
『マルガリータ』のまわりには食堂がなく、夕食と朝食はホテル内のイタリアンレストラン『空と海の十字路』で頂きます。内装はヨーロッパの海のイメージがあり、五島の魚介類と野菜を一品一品丁寧に作ったやさしいイタリアンです。自家製パンも焼いていて島人が買いに来るようです。



夕食には、五島の旬魚と五島牛で織りなす『島のイタリアンコース』を頂きました。

まずは前菜の盛り合わせ、いろいろあり一品一品丁寧に造られています。


美豚の自家製ロースハム


本日の鮮魚のカルパッチョ


栄螺(さざえ)のマリネ


秋茄子のカポナータ(甘酢煮) パレルモ風


本鮪のタリアータ(切り)


次にプリモ・ピアット

ネリのコンフィとマグロのからすみのスパゲッティ、贅沢な逸品です。


そしてメインディッシュ

鮮魚のオーブン焼き


口直しにグラニテ


五島牛のビステッカ



最後にデザートのアイス


料理の量も丁度よく、それぞれの食材を味わえて楽しめました。

そして朝食です。和食と洋食がありますが、和食を頂きました。



ボリュームはないですが、丁寧で美しい盛り付けですねぇ。焼き魚、焼蒲鉾と卵焼き、煮物に5種のおしんこ、五島米のごはん、上品に美味しく頂きました。


 
なんと!サイドメニューはオーダー制で頼み放題です。アップルパイを頼みましたが、こちらも丁寧に造られてとても美味しく大満足です。



マルガリータの『空と海の十字路』の料理はとてもレベルが高く驚きました。五島という地でこれだけのものを出すというのはすごいことで、マルガリータが人気ある理由がわかりました。ちなみに『紅虎餃子房』を展開する、際コーポレーションの運営のようです。


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大人の隠れ家『五島列島リゾートホテルマルガリータ』

2016-02-22 05:41:34 | 旅行
わざわざ佐世保から船で上五島の中通島へやってきた理由は、『五島列島リゾートホテルマルガリータ』に泊まってみたかったからです。TVの旅番組や旅行誌に取り上げられて隠れ家ではなくなりましたが、素晴らしい景色とイタリアンのお食事を楽しみに泊まってみました。

ライトアップされたホテルの看板はとてもお洒落で期待を持てるホスピタリティです。



エントランスは白とダークグレーを基調としたモダーンなイメージで大人の雰囲気が出ています。



エントランスからは島の西側にある東シナ海の水平線が一望できます。



宿泊棟は低層2階建てでどの部屋もオーシャンビューを楽しめます。



泊まった部屋はスーぺリアクラスで朝夕食がついて20.520円、部屋の広さは31.1平方メートルとゆっくり寛げる広さと設備でした。



こちらは天井が高く開放感のあるロビーです。こちらからは東側の海を一望できます。



船室をイメージして白色を基調とした内装は上品な雰囲気で落ち着きますねぇ。



ライブラリーも備えていますので読書でまったりできますねぇ。



こちらは東側の海を眺めれるテラスです。『マルガリータ』は島の高台にあるので遠くまで五島列島の海を見下ろす事ができます。残念ながら日の出は見れませんでしたが、期待した神秘的な景色が楽しめました。



海をのぞむ高台にある『マルガリータ』は朝陽がのぼり、夕陽が沈み、海から海へ風が渡る場所にあります。キリシタンの歴史が息づく祈りの島に包まれて、不思議な安堵感が広がるリゾートホテルでもあり、海をのぞむ、もうひとつの教会かなぁと感じました。




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建築家『鉄川与助』が手がけた禁教の教会@中通島

2016-02-20 08:26:32 | 旅行
『鉄川与助(1879年 - 1976年)』は、五島列島中通島の青方村出身の棟梁であり、建築家で長崎県を中心に多くのカトリックの教会堂建築を手がけました。世界遺産の登録を目指している中通島にある『頭ヶ島天主堂』などは、『鉄川与助』が手がけたもので、1959年に黄綬褒章、1967年には勲五等瑞宝章を授与されてとても偉大な方なのですね。



1907(明治40)年、『鉄川与作』が最初に手がけた木造の『冷水教会』、今の冷水のほとんどの信徒は、迫害後近辺や平戸や下五島などから移住してきた人々であるそうです。  



『冷水教会』は絶景スポット『矢堅目』へ向かう途中の集落にあります。



『冷水教会』の前には、教会と同色の小さな木造小屋のバス停が目印になります。



『冷水教会』は、冷水集落の中心の小高い丘の上に奈摩湾を見下ろす様に建っていました。



続いて『鉄川与助』が建てた3つ目の教会堂であり、煉瓦造りの教会としては2つ目となる『青砂ヶ浦天主堂』、国の重要文化財に指定されています。煉瓦造りで重厚感のある立派な建物です。




『鉄川与助』は布教にやってきた宣教師のもとで西洋建築について学び、日本の教会建築に多大なる貢献をしましたが、彼自身は生涯仏教徒であった様です。


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