本場『奄美の鶏飯』＠奄美パーク

奄美大島で出されている本場の『鶏飯』は、茶碗に盛った米飯に、ほぐした鶏肉、錦糸卵、椎茸、パパイヤ漬けか沢庵漬けなどの具材と葱、きざみ海苔、刻んだタンカンの皮（陳皮）、白胡麻などの薬味をのせ、丸鶏を煮て取ったスープをかけて食べる料理です。



『鶏飯』は、もともと旧笠利町周辺にかつて存在した郷土料理で、当時はヤマシギやシロハラなどの野鳥を使用していたようです。



江戸時代の島津藩の支配下であった頃に、北大島で藩の役人をもてなすために鶏肉を用いるようになったと言われています。



現在のスタイルの鶏飯は、奄美市笠利町赤木名で1945年に創業した旅館みなとやの館主「岩城キネ」さんが、開業に際して江戸時代にあった鶏肉の炊き込みご飯にアレンジを加えて供するようにしたのが始まりとされてます。



とても優しいマイルドなスープと刻み鶏肉の歯ごたえの絶妙なバランスを楽しめます。


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