東京都大田区の海辺は埋め立てによる運河が多く、昔は水門がありましたが、今では運河が埋立られて水門もなくなっています。「大森ふるさとの浜辺公園」を抜けて南下すると「貴船水門」の跡があります。「貴船水門」は平和島運河から入り込んだ貴船堀の出入口に設置されています。
奥でいくつもの支堀に枝分かれした堀で、近くに「貴船神社」があるところからの命名です。現在はほとんど埋め立てられて緑地公園になり、わずかに残った水面が船溜まりとして利用されているのみですが、海苔で有名な漁業が盛んだった昔は堀の奥にも多くの漁船が係留されて、漁師町らしい活気があったのでしょう。
東京の大森ポタ、南下すると「見晴らしばし公園」となります。運河沿いの細い長い道の公園です。
そして更に南下すると平和島と結ぶ「大森東避難橋」あり、近くに「呑川水門」があります。この水門は現役です。
そして運河沿いを進むと「大森緑道」となります。左手は「区立森ケ崎海岸公園」があり、この緑道は途中から運河の上を高速羽田線と東京モノレールが並行して進みます。
遠くに高速羽田線の隙間から羽田空港が見えます。この辺りは東京都の最南端になるのでしょう。
ここからは一旦「呑川」沿いに内陸に向かい羽田空港の入り口の「弁天橋」へ向かいます。途中、ヤマトグループが運営する日本最大級の物流施設「ヤマト運輸羽田クロノゲート」を通ります。
ヤマト運輸の宅急便をはじめ、物流の仕組みやグループが目指す物流の未来構想を、実際の設備や展示などを通して体感できる施設があります。
ここには5つのアトラクションが見学コースあり、90分で最新物流を探索できます。ヤマトグループの歴史をキューブで振り返り、映像で未来を知ることができる。実際に荷物が流れる様子を空中回廊から見たり、頭脳ゾーンである集中管理室の仕組みや万全のセキュリティを実感できる様です。
又、「ヤマトフォーラム」という 大田区在住、在勤者を対象としたスポーツ施設もあります。
そしてクロノゲートを通り東へ向かうと海老取川にぶつかり「弁天橋」到着、ここを渡ると羽田空港です。
「弁天橋」を渡ったところに「旧穴守稲荷神社の大鳥居」があります。
かつて羽田穴守町(現在の羽田空港内)にあった「穴守稲荷神社」の門前にあった朱鳥居。現在地である弁天橋脇には1999年、つまり神社取り壊しから50年以上を経てようやく移動。色々奇怪なことがあり、結局取り壊しではなく移設という形をとったようです。
この辺りは「海老取川」と「多摩川」の合流点にもなります。
続いて多摩川サイクリングロードに入ります。