熊本阿蘇の旅、次は「高千穂峡」遊歩道を散策してみます。
大昔、阿蘇山の大噴火により流れ出た火砕流が、長い年月をかけ五ヶ瀬川に侵食され、いつしか美しい渓谷が造られました。高さ80~100mにも達する断崖が7kmにもわたり続いていて、それを総称して「五ヶ瀬川峡谷(高千穂峡)」と呼びます。高千穂峡道は、約1kmの遊歩道が整備されており、片道20分ほどのんびり歩きながら、素晴らしい景色を楽しむことができます。
貸ボート乗り場に近い「御橋(みはし)」から見た名瀑「真名井の滝」も素晴らしい景色です。「高千穂峡」のシンボルとなっています。
「真名井の滝」は、日本の滝百選に指定されている名瀑で、約17mの高さから水面に落ちる様は「高千穂峡」を象徴する風景です。 天孫降臨の際、この地に水がなかったので、 天村雲命(アメノムラクモノミコト)が水種を移した「天真名井」から湧き出る水が水源の滝と伝えられています。
「真名井の滝」の上には「おのころ池」があります。「真名井の滝」はここからの水が流れ出した水であり、この場所は伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊弉冉尊(イザナミノミコト)が婚礼を行った場所とも言われています。
この池の中心にある島が「おのころ島」で伊弉諾尊と伊弉冉尊が持つ天沼矛(あめのぬぼこ)の先から落ちてできた島と伝えられています。この池には、鯉やチョウザメが泳いでいます。高千穂渓谷を歩いてきて休憩するのによい場所となっています。
「おのころ池」にも大量の湧水が流れ込んでいます。
更に上には「玉垂の滝」があります。「高千穂峡」にある滝の一つで、 道路沿いにあって近寄りにくいのと、「真名井の滝」の人気のおかげで存在は薄いのですが、なかなかの名瀑です。
潜流瀑と言われる、地層の間から流れだす珍しい滝で、 また「真名井の滝」の上流にあり、ここから流れる水が途中の「おのころ池」を通って「真名井の滝」に注がれていきます。
同じ崖の横に「月形」があります。天照大神が天岩戸に引き籠った原因を作った張本人である素戔嗚尊(スサノオノミコト)が、高天原から放逐される際に悔悛の意を込めて彫ったのが「月形」です。「玉垂の滝」の真上にあり、上弦の月が昇る刻の形をしています。
遊歩道を上流へ進むと「高千穂峡」一番のフォトスポット「滝見台」に到着です。滝の下から見る「真名井の滝」も良いのですが、「滝見台」から見る「真名井の滝」はエメラルドグリーンの色が一際引立つフォットスポットです。周りにはマイナスイオンが溢れて幻想的な世界を堪能できます。
遊歩道は更に上流の「高千穂大橋」まで続いてます。
続く、、、
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