松虫草
甘たるく感傷的な歌
立原 道造
その日は 明るい野の花であった
まつむし草 桔梗 ぎぼうしゆ をみなへしと
名を呼びながら摘んでゐた
私たちの大きな腕の輪に
また或るときは名を知らない花ばかりの
花束を私はおまえへにつくってあげた
それが何かのしるしのやうに
おまへはそれを胸に抱いた
その日はすぎた あの道はこの道と
この道はあの道と 告げる人も もう
おまへではなくなった！
私の今の悲しみのやうに 叢には
一むらの花もつけない草の葉が
さびしく 雲って そよいでゐる
今の時期、高原でひっそりと咲く花の色は「薄紫」が多いんですね。
白露が過ぎたら、朝晩、涼しくなるといいますが、本当にそうです。
あれほど鳴いていた虫の声もこの涼しさのせいかトーンダウンしているような気がします。
「新涼」という季語があるそうです。
一夏の暑さ、特に今年の酷暑に耐えてきた体が、この涼しさを格別心地よいと感じるんですね。
この涼しい感覚を「新涼」
新涼やぴたりと合ひしハイヒール 黛 まどか
そろそろミュールからパンプスに履き替えなくては・・・・。
え～まだミュール？
もうブーツよ！！って？
ぼちぼち行きましょ、ね！
あ、この時期、紫外線がとっても強いですよ～。
油断大敵！！！
今日の私の小さな幸せ
涼しくなったら、何でもとっても美味しい！
ニガウリを近頃よくいただきます。
ニガウリとたまごの相性、いいですね。
苦さをたまごがま～るく包み込みます。
