宮崎美子のすずらん本屋堂
6月27日放送
「pushup」紹介本
「日本一の女」
斉木香津著
舞台は大分
これ読んだ?
と、東京の大ちゃんままからメール
え?知らん知らん
舞台が大分ならもう本屋の店頭に並んでるだろうと行ってみたが
ない
なんでやねん!
ここはズラッと店頭にならばんとおかしいやろう
と、ひとりブツブツいいながら
家に帰って、アマゾンでワンクリック
数日後には郵便受けに入っていました
はやいはやい
で、読んでみました
まあ、一気読みしました
大分の野津町、臼杵とよくわかる地域と耳慣れた方言
主人公の毒気のある生き方にひっくり返りそうになりました
あらすじを書きます
お時間があったら読んでいってください
大分県の臼杵といえば、城下町で商家も多く栄えた町です
そこの穀物商の長女に生まれたサダ
しかし、サル顔
遊び人のじいちゃんは彼女の生まれたばかりの顔を見て
「うわ~こりゃあ、ひでえなあ。本当に人の子か。猿の子かと思うたぞ」
と暴言をはき、その足で町役場に行き出生届を出します
「猿そっくりじゃけん、名前はサルじゃ」
と
しかし、あまりいたずらがすぎると思い、「サダ」で出したとごまかします
そのサルいやサダが戸籍の名前がサルになっていたのを知ったのは10年後
そのじいちゃんが亡くなって死亡届を家族がだしに行ったとき判明
大きくなったらますますのサル顔になってしまったからシャレにならない
その上、悪いことにサダの年子の妹が性格良し器量良しの愛されキャラときている
サダの兄は何の苦労をしなくても親のあとを継げばいい
兄に対しての不満
妹に対しての劣等感、妬み
そんな感情が彼女を支配し、優しさや思いやりなどという感情が欠落した強い強い女性になっていきます
顔がブサイク性格も劣悪
嫁の貰い手もなく
やっと野津の百姓の家に結婚話が決まります
サダの夫となる正一も人間づきあいが下手で婚期を逃していました
この俺にあのべっぴんで有名な真州屋のお嬢さんと縁談が!
舞い上がる正一
でも、嫁に来たのはサル顔の姉だった
がっくりする正一
姑のほうも近所の千代という娘を嫁にしたがっていたので
サダを歓迎しない
こんな環境ではサダの性格が結婚して性格が丸くなるわけもなく益々尖りまくっていきます
その尖り方がハンパない!
と、まあここまで読んだらどうなるこの先のサダの人生は?
って思うでしょ
では、この続きはまた明後日