畠中 恵著
あしたの華姫
「まことの華姫」の続編
畠中さんの本ですが、華姫にはあやかしは出てきません
主人公は
華姫
と言っても華姫は木偶人形
月草によってしゃべります
月草は今風で言うなら腹話術使い
この華姫、本当にかわいらしい
軽妙な喋りとルックスで
おっかけまでできているという人気ぶり
華姫が本当に意思を持ってしゃべっているのではと
勘違いしてしまいそうになります
今回は、ここ両国
芝居小屋、寄席、見世物小屋、茶屋、食べ物屋が並んでいる
そこを仕切る地回りの頭が
娘と一緒に麻疹にかかったからさあ大変
もし何かあったら跡目がどうなると
跡目争いが起きます
そこに華姫と月草が巻き込まれ
今回は華姫の追っかけたちも手伝って解決していくというお話
やっぱり頭というのは
それ相当の実力がないと務まらないんですよね
力を入れなくて読める本は好き
華姫がシリーズ化されることを期待しています